2017年1月25日平成29年度 総合地球環境学研究所 研究プロジェクト公募 ・実践プロジェクト・インキュベーション研究(IS) ・コアプロジェクト・フィージビリティー研究(FS)

【国文研】通常展示「和書のさまざま」

  • 2017年1月16日 - 2017年5月27日

 この展示が対象とする「和書」とは、主として江戸時代までに日本で作られた書物を指します。堅い言葉で言えば「日本古典籍」ということになります。ただし、明治時代頃までは江戸時代の書物の系統を引く本が作られていましたので、それをも取り扱っています。
  「和書」と似た言葉で「国書」という語がありますが、これは古典籍の内で、日本人の著作した書物を言います。「和書」はそれより広く、漢訳仏典や漢籍、あるいはヨーロッパ人の著作も含め、江戸時代以前に日本で製作されたすべての書物を指す言葉です。
  一般に書物が製作されるには、それを支えまた受容する文化的背景があり、そうして製作された書物が、新たな文化──文学、芸能、思想、宗教など──を生み出す基になるという現象が普遍的に見られます。書物によって展開した日本の文化を考える上で、日本人の著作か否かを問わず、日本で製作されたすべての本を視野に入れなければならない理由がここにあります。
  国文学研究資料館は、創設以来四十年以上にわたり、全国の研究者の御協力をいただき、所蔵者各位の御理解のもとに、国内外に所在する日本古典籍の調査を継続して行ってきました。調査を通して得られた、古典籍に関する新たな知見も少なくありません。この展示には、その成果も反映しています。
  この展示では、和書について、まず形態的、次に内容的な構成を説明した上で、各時代の写本・版本や特色のある本を紹介し、併せて和書の性質を判断する場合の問題をいくつか取り上げてみました。全体を通して和書の基本知識を学ぶとともに、和書について考えるきっかけとなることをも意図しています。
  和書の広大な世界を窺うためにはささやかな展示ではありますが、以て日本古典籍入門の役割を果たすことを願っています。

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【民博】企画展「津波を越えて生きる―大槌町の奮闘の記録」

  • 2017年1月19日 - 2017年4月11日

 多大な被害を出した東日本大震災は、多くの日本人の心に深い刻印を残しました。本企画展は、プロジェクトリーダーである本館教授・竹沢尚一郎が震災直後から支援してきた岩手県大槌町の復興の過程に着目し、現地の人びとが大規模災害をいかに乗り越えてきたか、いかに乗り越えようとしているかを学ぶことを目的としています。

 大槌町では、過去から脈々と続いてきた日常の生活やその背景にある文化や伝統が、災害で一時は途切れたものの、前進しようとする人びとの熱意によって再び未来へとつながる流れが動き始めています。そして、この動きには、災害を生き延びた人びとの知恵と力の源を認めることができます。

 大槌町の被災前の文化を紹介すると同時に、被災直後の人びとの行動や復旧の試みを展示の形でたどることで、将来起こりうる大規模災害に対する備えの必要性を示し、災害を乗り越えて過去から未来へと文化や伝統をつなぐことの意義を考えます。

 

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第12回 人間文化研究資源共有化研究会「人文科学におけるオープンサイエンスの課題」

  • 2017年2月3日

 世界の科学分野においては、論文の根拠となるデータをインターネット上で公開・共有化するオープ ンデータ、オープンサイエンスの動きが急速に始まっています。データの捏造問題が後を絶たない中、第 三者による検証がより容易に可能となるよう、データの共有化を求める動きが進むことは、必然的なもの といえるでしょう。また、情報公開の流れのなかで、行政側が主導して、研究機関を含む公的機関が保有 するさまざまな情報のオープンサイエンス化を推進する動きもあります。他方、人文科学の分野において は、この問題に対する反応はあまり迅速ではないように思われます。 本年度の資源共有化研究会では、国の施策のなかでのオープンサイエンスをめぐる最新の状況につい ての認識を深めるとともに、人文科学の分野でオープンサイエンス化を進めるうえで、どのようなことが 課題となるのか、また研究の進展や研究成果の社会化のためにはどのようなオープン化が必要であり、望 ましいのか、といった問題について意見をかわす場としたいと思います。

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【民博】みんぱく公演 アイヌ民話人形劇 ふんだりけったりクマ神さま

  • 2016年12月3日

 新展示関連事業「アイヌ展示チアシリカラ!(アイヌの展示をリニューアルしました)―冬のみんぱくフォーラム2017」の一環として、民話を原作とした人形劇を上演します。本作品は、2012年にオープンした阿寒湖アイヌシアター「イコロ」で上演するために共同制作された1作目の人形劇です。カムイ(神)と人間との関係をユーモラスに描き、アイヌの世界観を伝えるとともに。人の背丈ほどもある大きな人形とその衣装も見応え十分です。

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【民博】ミンパク オッタ カムイノミ(みんぱくでのカムイノミ)

  • 2016年12月1日

 カムイノミとはアイヌ語でカムイ(神・霊的存在)に対して祈りを捧げる儀礼です。みんぱくでのカムイノミは、本館が所蔵するアイヌの標本資料の安全な保管と後世への確実な伝承を目的としています。以前は、本館展示のチセ(アイヌの伝統的な家屋)製作を監修した萱野(かやの)茂(しげる)氏(故人・萱野茂二風谷アイヌ資料館前館長)によって、非公開でおこなわれていました。萱野氏の没後、平成19(2007)年度からは、社団法人北海道ウタリ協会(現・公益社団法人北海道アイヌ協会)の会員がカムイノミと併せてアイヌ古式舞踊の演舞を実施し、公開しています。平成28年度は、昨年に引き続き、阿寒アイヌ協会の方々にお越しいただき開催いたします。
 どなたでも見学できますので、ぜひお越しください。(画像は2015年のカムイノミのようす)

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【民博】特別展「見世物大博覧会」

  • 2016年9月8日 - 2016年11月29日

 日本では、細工物・軽業(かるわざ)・曲芸・動物見世物といったさまざまなジャンルの見世物の興行が都市の盛り場や社寺の祭を中心に盛行し、人びとを魅了しました。
 本展では、こうした江戸から明治・大正・昭和を経て現代に至る多種多様な見世物の歴史と実態を、絵看板、錦絵、一式飾りや生人形などの資料をとおして紹介します。

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【民博】企画展「順益台湾原住民博物館所蔵・学生創作ポスター展 台湾原住民族をめぐるイメージ」

  • 2016年8月4日 - 2016年10月4日

 この展示会では、本館と学術交流協定を締結している台湾の順益台湾原住民博物館が2006年より隔年で主催、実施している学生ポスターコンテストに出品され入選を果たした作品を中心に紹介します。コンテストの主題となってきたのは、台湾の先住民族である台湾原住民族の文化や歴史です。
 情報産業がめざましい発展を遂げた台湾では、若い世代がデジタルコンテンツの制作に取り組み、豊かな構想力や創造力を発揮しています。今回の展示会では、学生たちがとらえた原住民族のイメージが表現されたポスターをご覧いただくとともに、イメージとむすびつく原住民族の物質文化を紹介します。

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【民博】新展示関連イベント「遊牧民に聞く、モンゴルの暮らし」

  • 2016年7月21日 - 2016年7月22日

 新しくなった中央・北アジア展示に関連した「中央・北アジアを駆けめぐる—夏のみんぱくフォーラム2016」の一環として、モンゴルの草原から遊牧民がやって来ます。
このほど完成した新展示場にあるモンゴルのゲル(天幕)は、2011年までモンゴル国アルハンガイ県の草原で実際の生活に利用されていたものです。このゲルに住んでいた、元の持ち主たちが来日し、ゲルでの暮らしを解説します。

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