国際日本文化研究センターのイベント情報
【日文研フォーラム】 徐 興慶「近代日中知識人の自他認識−思想交流史からのアプローチ−」
【日 時】 平成24年5月15日(火) 14:00〜16:00
【発表者】 徐 興慶
(台湾大学日本語文学科・研究所 教授
/国際日本文化研究センター 外国人研究員)
【コメンテーター】劉 建輝 国際日本文化研究センター 准教授
【会 場】 ハートピア京都 3階大会議室
【申 込】 不要(定員180名)
【受講料】 無料
【主 催】 国際日本文化研究センター
【発表内容】
近代化におけるコンテキストの中で、日本と中国の知識人は、西洋文明に迫られた際、強烈な他者を意識すると同時に、自己についての認識も促された。本報告では、箕作阮甫、王韜をはじめとする14名の近代日中知識人を取り上げ、その知恵、思想主張、それぞれの思想交流の実態、相違点と同一点を概観し、伝統的な儒教と近代文明の葛藤の中で彼らの演じた役割を分析したい。
【日文研フォーラム】 都 珍淳「東アジア近代史における『記憶と記念』」
【日 時】 平成24年4月10日(火) 14:00〜16:00
【発表者】 都 珍淳
(昌原大学校人文大学史学科 教授
/国際日本文化研究センター 外国人研究員)
【ゲスト発表者】 馬 暁華 大阪教育大学教育学部 准教授
【コメンテーター】松田 利彦 国際日本文化研究センター 准教授
【会 場】 ハートピア京都 3階大会議室
【申 込】 不要(定員180名)
【受講料】 無料
【主 催】 国際日本文化研究センター
【発表内容】
戦争の記憶は、国民国家の重要なアイデンティティーとなると同時に、時として国家間における歴史観の衝突の原因ともなり得る。今回は、日・中・韓の戦争についての記憶と表象を比較史的観点から研究されているお二人の先生を講師とし、この問題を考える糸口を提供したい。都珍淳先生からは「戦争と平和の記憶/忘却」として、日清・日露戦争に対して韓国・中国・日本が何を記憶し何を忘却しようとしているかという問題についてのご発表を頂く。馬曉華先生からは、「東アジアにおける記憶の共有の模索:日中戦争博物館の比較研究を通じて」とのタイトルで、特に1980年代以後における、戦争の記憶をめぐる日中両国の軋轢を戦争博物館の設立と展示を通じて論じて頂く。
【学術講演会】 ―安田喜憲教授退任記念講演会―
【日 時】 平成24年3月23日(金)14:00〜16:30(開場13:15)
【挨 拶】 猪木 武徳(日文研所長)
【講演者・演題】
■ ジョン ブリーン(日文研教授)
「神都」物語り:明治期の伊勢について
伊勢神宮の研究は、近代を見逃してきた。古代、中世、近世の優れた研究業績はたくさんあるが、近代についての研究が皆無に近い状態である。ここでは、1)神宮の近代的空間的特徴を近世との比較において明らかにする、2)伊勢の内宮、外宮が位置している宇治山田町に目を配り、その近代化過程に簡単に触れ、そして3)神宮、宇治山田の空間全体を改革した「神苑会」という民間組織の遺産について考える。
■ 安田 喜憲(日文研教授)
「環境考古学への道 」
これが日文研での在職中の最後の学術講演になるので、これまで研究者として自分が歩んできた環境考古学への道を振り返り、研究者として生きることの意味や学問をすることの意味について語りたい。「青年老いやすく学成り難し」これが私の今の実感である。これから日文研を担っていかれる方々も、そして日文研を支えてくださったみなさま方も、どうかこれからも日文研をよろしくお願いしたい。
【司 会】 井上 章一(日文研教授)
【会 場】 日文研ホール
【定 員】 申込先着500名
【受講料】 無料
【日文研フォーラム】 楊 暁捷「帝誅(ころ)しと帝諌(いさ)めの物語」 ―狩野重信筆「帝鑑図・咸陽宮図屏風」を読む―
【日 時】 平成24年3月13日(火) 14:00〜16:00
【発表者】 楊 暁捷
(カルガリー大学 教授
/国際日本文化研究センター 外国人研究員)
【コメンテーター】 荒木 浩 国際日本文化研究センター 教授
【会 場】 ハートピア京都 3階大会議室
【申 込】 不要(定員180名)
【受講料】 無料
【主 催】 国際日本文化研究センター
【発表内容】
十七世紀初頭以降、日本では、「帝鑑図」と呼ばれる中国皇帝の事跡をモチーフとする障壁画が多数作成された。その中で、静岡県立美術館蔵「帝鑑図・咸陽宮図屏風」は極めてユニークなものであり、題材や表現手法において中世の伝統を踏まえながら、近世的な創作への展開を見せ、時代の変化を明らかに感じさせる。ここに、屏風が語る数々の物語を丁寧に読み解くことから出発したい。関連する作品との比較を提示しながら、違うジャンルの絵画間の交流と相互影響の様相を明らかにし、広く絵の読み方、屏風絵における空間や時間の表現を検討し、豊かな日本絵画の伝統の一端を探る。
【日文研フォーラム】 劉 克申「天寿の域にいたる道―貝原益軒の『養生訓』を中心に―」
【日 時】 平成24年2月14日(火) 14:00〜16:00
【発表者】 劉 克申
(上海対外貿易学院日本語学部 教授
/国際日本文化研究センター 外国人研究員)
【コメンテーター】 稲賀 繁美 (国際日本文化研究センター 教授)
【会 場】 ハートピア京都 3階大会議室
【申 込】 不要(定員180名)
【受講料】 無料
【主 催】 国際日本文化研究センター
【発表内容】
貝原益軒は江戸期に輩出した思想家の中で特別な存在である。朱子学者であり実学者でもある益軒はその晩年に『養生訓』を著したが、それは中国の伝統医学文化の理論を踏まえつつ、日本の風土、社会、文化に適応するものを取捨選択し、また自身の経験に基づく多くの新知見を加えたものであった。「人の命は我にあり、天にあらず」。広く愛読されてきた『養生訓』の中で益軒は、「養生の道」を天寿を全うする道として、天道を畏れ、人欲を畏れ、身を慎むことを講じ、健康な明るい生活の営み方を懇切丁寧に説いている。膨大な養生の知識が集約された『養生訓』には、江戸思想家の知恵が凝縮されている。天寿を全うし、人生の喜びをかみしめることこそ人びとの共通の願いだろう。超高齢化社会に生きるわれわれが『養生訓』から学ぶものは実に多い。
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【伝統文化芸術総合研究プロジェクト】 新作能『ルター』(試作)
日文研の伝統文化芸術総合研究プロジェクト(プロジェクト長;笠谷和比古)の公演会ではここ数年、日本の伝統楽劇、特に能楽を題材として西洋管弦楽との統合を試みるなど、その現代的可能性について検討してきた。今回は宗教的新作能『イエスの洗礼』のヴァチカン公演にも参加するなど、これまで新作能の制作に携わってきたルーテル学院大学の上村敏文准教授の創案による、宗教改革五百年記念の新作能『ルター』の試演を行う。
【日 時】 平成24年2月17日(金) 14:00〜16:30
【内 容】 趣旨説明: 笠谷和比古 (日文研教授)
解 説: 新作能『ルター』をめぐって
上村 敏文(ルーテル学院大学准教授/日文研共同研究員)
実 演: 新作能『ルター』(試演)
ルター:上田 公威(シテ方観世流)
キチカエ:上田 拓司(シテ方観世流)
笛:竹市 学(笛方藤田流)
地謡:上田 大介/藤谷 音彌/上田 宜照(シテ方観世流)
創案:上村 敏文
監修:大倉 源次郎(小鼓方大倉流十六世宗家)
コーディネーター:笠谷 和比古
【会 場】 日文研ホール (〒610-1192京都市西京区御陵大枝山町3-2)
【定 員】 500名 ※要事前申込、先着
【受講料】 無料
【日文研フォーラム】 グエン ティ オワイン 「ベトナムの習慣と信仰を古典文学に探る」
【日 時】 平成24年1月17日(火) 14:00〜16:00
【発表者】 グエン ティ オワイン
(ベトナム社会科学院 准教授
/国際日本文化研究センター 外国人研究員)
【コメンテーター】 小松 和彦 (国際日本文化研究センター 副所長)
【会 場】 ハートピア京都 3階大会議室
【申 込】 不要(定員180名)
【受講料】 無料
【主 催】 国際日本文化研究センター
【発表内容】
ベトナムの古典文学は、ベトナム民族の文化的生活のさまざまな側面を映し出している。例えば檳榔(ビンロウ)を噛む習慣、檳榔を結婚の結納として利用する習慣、あるいはお正月の料理として粽と餅を食べる習慣、あるいはまた昼寝する習慣、等々。そこにはまた、鬼神信仰も反映されている。
今回の発表では、とくに現在のベトナムでの葬列と類似したものとして、『今昔物語集』にも見られる葬列を取り上げる。ここに見える葬列は、中国やインドの葬列とも類似しており、同時に、ベトナムと日本は同じ文化の根を持っていることも分かる。このように、今後は、各国別の閉じられた研究ではなく、諸国の研究者が協力して研究することによって、漢字文化圏についての新たな認識が得られるであろう。
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【日文研フォーラム】 金 哲 「韓国における<親日派>言説に関する一つの考察」
【日 時】 平成23年12月13日(火)14:00〜16:00
【発表者】 金 哲
(延世大学校 教授
/国際日本文化研究センター 外国人研究員)
【コメンテーター】 鈴木 貞美 (国際日本文化研究センター 教授)
【会 場】 ハートピア京都 3階大会議室
【申 込】 不要(定員180名)
【受講料】 無料
【主 催】 国際日本文化研究センター
【発表内容】
韓国ナショナリズムの永遠の敵であり、永遠のパートナーとしての「日本」、「‘親密’なる敵(intimate enemy)」である「日本」は脱植民地社会の韓国においてどのように機能しているのか。帝国主義と戦争という暴力に抵抗する新たな主体の形成を、どこからどのようにして始めるべきか。国民という主体の枠を抜け出した異なる主体の形成はいかにして可能なのか。
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【日文研フォーラム】 フレデリック リチャード ディキンソン 「近代日本の最盛期 : 明宮嘉仁(のち大正天皇)の生涯を通して」
【日 時】 平成23年11月8日(火)14:00〜16:00
【発表者】 フレデリック リチャード ディキンソン
(ペンシルベニア大学准教授
/国際日本文化研究センター 外国人研究員)
【コメンテーター】 戸部 良一 (国際日本文化研究センター教授)
【会 場】 ハートピア京都 3階大会議室
【申 込】 不要(定員180名)
【受講料】 無料
【主 催】 国際日本文化研究センター
【発表内容】
治世の期間が比較的短く、健康状態が芳しくなかった大正天皇は悲運の生涯と語られることが多い。しかし、同時代人にはけっして「病身の天皇」として知られていたわけではない。それどころか、近代日本の最盛期とでもいうべき時期に生き、その著しく繁栄する国家を色々な分野において見事に象徴した存在であった。そうした天皇の姿を通じて、20世紀初頭の日本について考えてみたい。
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【日文研フォーラム】 王 确 「美術とコロニアリズムの掛け合い ― 国策としての偽満州国第一回美術展覧会について」
【日 時】 平成23年10月11日(火)14:00〜16:00
【発表者】 王 确
(東北師範大学文学院 教授(院長)
/国際日本文化研究センター 外国人研究員)
【コメンテーター】 劉 建輝 (国際日本文化研究センター 准教授)
【会 場】 ハートピア京都 3階大会議室
【申 込】 不要(定員180名)
【受講料】 無料
【主 催】 国際日本文化研究センター
【発表内容】
つねにさまざまな危機を抱える「満州国」において、そのわずか13年の歴史の間に、なぜ合計8回も全国的美術展を行うことができたのだろうか?「満州国美術展覧会」の全体を見渡すと、第一回国展がもっとも注目すべきであるが、この第一回国展がどのように成立し、その歴史的現場に果たしてわれわれが立ち戻れるかどうか。そしてそれが「成功」した裏に一体どういう力学が働き、またその後の一連の国展にどういう影響を与えたのか。戦後の歴史においてまったく人々に忘れられ、そして歴史研究者にさえ無視されてきたこれらの「問題」に、できるかぎり当時の現場状況を再現しながら答えてみたいと思う。
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【公開講演会】 仏教と平和
仏教はすべての人を救い、平和を求める宗教であると言いながら、実際には民族主義・国家主義に同調し、戦争に加担することもまれでなかった。そのような過去を乗り超え、仏教は本当に平和を求める宗教となりうるのであろうか。社会参加仏教の研究で知られるムコパディヤーヤ氏と、『禅と戦争』等によって仏教者の戦争責任を鋭く追及しているヴィクトリア氏をお招きして、過去の仏教の批判に立ちながら、これからの仏教のあるべき姿を探りたい。
【日 時】 平成23年10月15日(土) 14:00〜17:00 (開場13:15)
【講演者 ・ 演題】
1・ ランジャナ ムコパディヤーヤ(デリー大学准教授)
「平和主義と仏教の社会参加」
2・ ブライアン ヴィクトリア(アンティオク大学教授)
「仏教と平和:再生への道」
【司 会】 末木 文美士(国際日本文化研究センター教授)
【講 評】 井上 章一(国際日本文化研究センター教授)
【会 場】 国際日本文化研究センター内講堂(日文研ホール)
【定 員】 申込先着500名
【受講料】 無料
2011年 日文研一般公開
日文研の研究活動を広く一般の方々に知っていただくため、一般公開を開催いたします。
皆様のご来場をお待ちしております。
【日 時】 平成23年10月27日(木)10:00〜16:30
【会 場】 国際日本文化研究センター
【参加料】 無料 ※申込不要
【学術講演会】 郭 南燕「小笠原諸島の自然と文化 ―世界遺産から未来へ」、伊東 貴之「明清交替と東アジア」
【日 時】 平成23年9月29日(木) 14:00〜16:30(開場13:15)
【挨 拶】 小松 和彦(日文研副所長)
■ 郭 南燕(日文研准教授)
「小笠原諸島の自然と文化 ―世界遺産から未来へ―」
東京から千キロ離れる小笠原諸島は、大陸と接触したことのない海洋島であり、五百万年の間、動植物は独特な進化を経て、固有種形成の実験室となっている。2011年6月26日、ユネスコの世界自然遺産に登録された。本講演は、小笠原諸島の進化、開拓による破壊、文人たちの記録、近年の空港計画の経緯、世界遺産登録のための努力などを辿り、小笠原諸島の将来を展望する。
■ 伊東 貴之(日文研教授)「明清交替と東アジア」
1644年の明の滅亡とそれに続く清朝の成立という「明清交替」は、その後の幾多の混乱も含め、中国のみならず、当時の東アジア世界における歴史的な地殻変動とも言うべき一大事件であった。異民族による征服王朝としての性格とともに、より多層的・複合的な構造を持つ多民族国家という一面も有していた清朝は、政治的な支配の正統性の観点から見ても、さまざまな問題を抱えていた。この「明清交替」はまた、朝鮮王朝や日本など、東アジアの周辺諸国においては、いわゆる「華夷変態」として認識され、当時の人びとの世界観や国家意識・民族意識などに対して、深刻な動揺や影響を及ぼし、ある種のプロト・ナショナリズムが生成した一面もある。そうした諸相について、思想文化的な観点から概説したい。
【司 会】 鈴木 貞美(日文研教授)
【会 場】 日文研ホール
【定 員】 申込先着500名
【受講料】 無料
【日文研フォーラム】 グエン ティ タン タム 「ベトナムにおける日本語教育と日本研究の現状」
【日 時】 平成23年9月13日(火) 14:00〜16:00
【発表者】 グエン ティ タン タム
(ハノイ貿易大学 上級講師
/ベトナム科学技術協会技術開発研究所 副所長
/国際日本文化研究センター 外国人研究員)
【コメンテーター】 白幡 洋三郎 (国際日本文化研究センター 教授)
【会 場】 ハートピア京都 3階大会議室
【申 込】 不要(定員180名)
【受講料】 無料
【発表内容】
8世紀ごろ、日本人は初めてベトナムに足を踏み入れたが、その後特に17世紀(鎖国前)に両国の交易は盛んになり、当時の繁栄の跡を残すホイアン「日本町」は、世界遺産にもなっている。長く、複雑な交流の歴史を経て、1970年代後半に越日の国交が樹立され、ついでベトナム経済刷新政策(ドイモイ)が行われた1986年以降から今日に至るまで、両国間の外交・経済・文化交流関係は益々深められてきた。それらを機にベトナムにおける日本語教育と日本研究は、本格化・発展・活性化の道を歩んできた。こうした活動の経緯、現状と展望を概観し解説を試みたいと思う。
【日文研フォーラム】 ロー ダニエル 「竹島から『韓流』まで:日本と韓国の『地政心理』の出会い」
【日 時】 平成23年7月12日(火) 14:00〜16:00
【発表者】 ロー ダニエル
(社団法人東アジア平和投資プログラム 代表
/国際日本文化研究センター 外国人研究員)
【コメンテーター】 戸部 良一 (国際日本文化研究センター 教授)
【会 場】 ハートピア京都 3階大会議室
【申 込】 不要(定員180名)
【受講料】 無料
【発表内容】
日韓関係は絶えず進化する。目下、両国を年間五百万に迫る観光客が往来し、日本では「韓流」が流行っている。と同時に竹島・独島の領有権、歴史教科書など重い問題は改善の展望が見えない。こうした矛盾をどう理解すべきなのか。私は戦後日韓関係を「地政心理」という概念に基づいて解釈・整理してみたい。具体的に、日韓両国の(1)歴史主義対機能主義、(2)情緒主義対理屈主義、 (3)情身主義対魂神主義という三つの二分法をもって説明したい。
【日文研フォーラム】 韓 東育 「朱舜水と日本」
【日 時】 平成23年6月14日(火) 14:00〜16:00
【発表者】 韓 東育
(東北師範大学歴史文化学院 教授[院長]/国際日本文化研究センター 外国人研究員)
【コメンテーター】 劉 建輝 (国際日本文化研究センター 准教授)
【会 場】 ハートピア京都 3階大会議室
【申 込】 不要(定員180名)
【受講料】 無料
【発表内容】
朱舜水(1600〜82)は明清交代の際(江戸時代初期)の日本への亡命者である。23年にわたる日本での亡命生活を通じて、徳川光圀をはじめ、数多くの日本の知識人と付き合い、数えきれない友人をつくるとともに、水戸学を中心とする江戸時代の学術と気風に多大な影響をあたえた。朱舜水の亡命生涯は前近代の東アジア及び明治維新を再認識する上で、一つのヒントになるだろうと思われる。
【日文研フォーラム】 王 鉄軍 「関東都督府の満州調査」
【日 時】 平成23年5月17日(火)14:00〜16:00
【発表者】 王 鉄軍
(遼寧大学日本研究所 副研究員/国際日本文化研究センター 外国人研究員)
【コメンテーター】 松田 利彦(国際日本文化研究センター 准教授)
【会 場】 ハートピア京都 3階大会議室
【申 込】 不要(定員180名)
【受講料】 無料
【発表内容】
関東都督府(後の関東庁)の庶務課、殖産課は満州調査を展開した。本研究は同府より刊行した調査書類を研究対象とし、同調査の範囲、規模、背景などの分析を踏まえて、関東都督府の官僚活動を究明するものである。また、これらの調査活動と満鉄(調査部)、台湾総督府の調査を比較して、関東都督府の調査目的、規模の特性分析を進めたい。
【日文研フォーラム】 ミツヨ ワダ マルシアーノ 「戦後映画における孤児の表象」
【日 時】 平成23年4月26日(火)14:00〜16:00
【発表者】 ミツヨ ワダ マルシアーノ
(カールトン大学 准教授/国際日本文化研究センター 外国人研究員)
【コメンテーター】 細川 周平(国際日本文化研究センター 教授)
【会 場】 ハートピア京都 3階大会議室
【申 込】 不要(定員180名)
【受講料】 無料
【発表内容】
今回のフォーラムでは、戦後の象徴的存在であった「孤児」について、彼らが映画の中でどのように表現されたか、またその表象がどのように変遷し、終焉を迎えたかを追う。戦後史における「逆コース」と形容される1948年から50年にかけての政治的反動期前後に、戦後を代表する孤児という表象は、どのように変化するのだろうか?また、経済白書で「もはや戦後ではない」と発表された50年代半ばに、文字通り戦争の落とし子である孤児の表象はどうなっていくのか?こういった疑問を基調に据えながら、当時の映画を同時代の文化的コンテクストの中で読み解いていく。分析対象としては、家城巳代治監督『悲しき口笛』(1949、松竹)、斎藤寅次郎監督『東京キッド』(1950、松竹)、清水宏監督「蜂の巣三部作」—『蜂の巣の子供たち』(1948)、『その後の蜂の巣の子供たち』(1951)、『大仏さまと子供たち』(1952) —、渋谷実監督『やっさもっさ』(1953、松竹)、今井正監督『キクとイサム』(1959、松竹)といった作品群を扱う。また映画作品だけではなく、当時の写真芸術、特に影山光洋撮影『歴史のおとし子 エリザベス・サンダース・ホーム10年の歩み』(1958、読売新聞社)に見える孤児の表象にも注目しながら、異種メディア間における表象の呼応と反駁について検証する。「蜂の巣」や「エリザベス・サンダース・ホーム」と名付けられた孤児収容施設という歴史的に特化した「場」と映画テクストとを同時に検証しながら、当時の政治・経済・教育におけるポピュラー文化の役割を考察する。
【日文研フォーラム】 徐 載坤 「萩原朔太郎と近代日本―時代のパイオニア」
従来、萩原朔太郎は近代日本のアウトサイダー詩人として見られてきた。しかし、前橋のセセッション様式の書斎や自ら設計した世田谷の自宅に見られる斬新さ、また東京の工場地帯、アパート、デパートなどに顕著に見られる同時代の変化への敏感な反応、こういったものから、朔太郎は時代から外れたアウトサイダーではなくむしろ時代の最先端を走り、それを自らの言語空間の中に受容してきたことがわかる。今回の発表では<時代のパイオニアとしての朔太郎像>を詩、日記などの分析を通じて明らかにしたい。
【日 時】 平成23年3月9日(水)14:00〜16:00
【発表者】 徐 載坤
(韓国外国語大学校日本語通翻訳学科 副教授/
国際日本文化研究センター 外国人研究員)
【コメンテーター】 牛村 圭 (国際日本文化研究センター 教授)
【会 場】 ハートピア京都 3階大会議室
【申 込】 不要(定員180名)
【受講料】 無料
【学術講演会】 倉本 一宏「京都・1011年:一条天皇最期の日々」、戸部 良一「欧州情勢は『複雑怪奇』だったのか?:独ソ不可侵協定締結と日本」
【日 時】 平成23年3月10日(木)14:00〜16:30(開場13:15)
【挨 拶】 猪木 武徳(日文研所長)
【講演者・演題】
■ 倉本 一宏(日文研教授)「京都・1011年:一条天皇最期の日々」
理想の天皇と評された一条天皇が死亡したのは、西暦1011年の6月、今からちょうど千年前のことであった。その最期の日々の様子は、『御堂関白記』や『権記』といった、当時の貴族たちの日記(古記録)に詳細に記録されている。本講演では、主に藤原行成の『権記』を読み解くことによって、一条天皇の最期の日々を再現してみせたい。人間にとって、権力とは、死とは、そして愛とは何かを問いかけるきっかけとなることになる。
■ 戸部 良一(日文研教授)
「欧州情勢は『複雑怪奇』だったのか?:独ソ不可侵協定締結と日本」
1939年8月末、ドイツとソ連の不可侵協定締結は、それまでドイツと同盟交渉を重ねてきた日本に大きな衝撃を与えた。だが、実は、独ソ接近を予告する情報はあったのである。それは、どのような情報だったのか、なぜ重視されなかったのか。こうした疑問の解明を通して、情報に対する当時の日本人の感覚を検証する。
【司 会】 稲賀 繁美(日文研教授)
【会 場】 日文研ホール
【定 員】 申込先着500名
【受講料】 無料
【伝統文化芸術総合研究プロジェクト】 能楽と西洋管弦楽との協奏―能「小鍛冶」を題材に―
日文研の伝統文化プロジェクト(伝統文化芸術総合研究プロジェクト)が取り組んでいる、能楽の音楽の現代的展開を試みるシリーズの第4回目。
これまでは能楽囃子の四拍子(能管、小鼓、大鼓、太鼓)と謡曲を取り上げ、それらと西洋管弦楽との協奏を通して、新たな音楽表現の可能性を追究してきた。
今回は実作の規模を拡大し、能「小鍛治」全曲を対象として謡曲と西洋管弦楽との統合を試みる。第一部では「能の構成と音楽的性格」と題して笠谷和比古・日文研教授により、能「小鍛治」の作品内容と、同作品の楽曲構成についての解説を行い、第二部では「西洋管弦楽法による能『小鍛治』」と題し、作曲者・武内基朗氏の解説を交えつつ能「小鍛治」を対象として、能楽と西洋管弦楽との協奏による新楽曲を演奏する。なお演奏はCD版による。
【日 時】 平成23年2月23日(水) 14:00〜16:30
【内 容】
第一部 解説「能の構成と音楽的性格」 笠谷和比古(日文研教授)
第二部 演奏「西洋管弦楽法による能『小鍛治』」 武内基朗(作曲家)
※演奏はCD版による
【会 場】 日文研ホール
【定 員】 500名 ※要事前申込、先着
【受講料】 無料
【日文研フォーラム】 康 志賢 「時空を超える弥次喜多の笑い―小説から浮世絵まで 」
享和二年(1802)初編発行以来二十一年に渡る『膝栗毛』シリーズは終了するが、原作者死しても『膝栗毛』の熱未だ冷めず、時空を超越する通俗性と創造性に溢れる作品であることを物語る如く平成の昨今、文楽・歌舞伎・漫画・映画の舞台で相変わらず展開され続けている。よって日本人が一般的に持っている、〈弥次喜多像〉がどのように生まれ変容させられたか、近世の版本作品や浮世絵を中心に現在に至るまでその摂取の様相を追跡する。
【日 時】 平成23年2月15日(火)14:00〜16:00
【発表者】 康 志賢
(全南大学校 副教授/国際日本文研究センター 外国人研究員)
【コメンテーター】 早川 聞多 (国際日本文化研究センター 教授)
【会 場】 ハートピア京都 3階大会議室
【申 込】 不要(定員180名)
【受講料】 無料
【日文研フォーラム】 アイーダ スレイメノヴァ 「亡命ロシア人が見た近代日本 」
大正、昭和初期に日本で生活を送り、また日本を一時訪問していた亡命ロシア人の文学者たちは、日本の文化、美意識、生活習慣などについてさまざまな回想、紀行文、そして日本語文学(Tanka、Haiku)の自作を残した。これらの思い出の中にある近代日本はどのような国であったか、どの側面が気に入られていたか、また彼らに日本の何が理解できなくて、なぜ理解できなかったのか、こうした一連の問題について検証し、解明を試みたいと思う。
【日 時】 平成23年1月18日(火)14:00〜16:00
【発表者】 アイーダ スレイメノヴァ
(極東国立総合大学東洋学部 准教授/国際日本文化研究センター 外国人研究員)
【コメンテーター】 劉 建輝 (国際日本文化研究センター 准教授)
【会 場】 ハートピア京都 3階大会議室
【申 込】 不要(定員180名)
【受講料】 無料
【日文研フォーラム】 ローマン ローゼンバウム 「小田実の思想と文学―全体小説を短編で書くこと」
小田実は活気のある運動家、そして、社会批評家として名声を得た。国内では、まず「べ平連」というベトナム戦争反対の市民運動、また、貧乏旅行ブームを引き起こした『何でも見てやろう』の書き下ろしでも知られている。しかし、小田には、いまだあまり評価されていない文学的な側面もある。今回のフォーラムでは、小田の短編小説を紹介して、文学作家としての小田実を追求する。
【日 時】 平成22年12月14日(火)14:00〜16:00
【発表者】 ローマン ローゼンバウム
(シドニー大学 名誉アソシエイト/国際日本文化研究センター 外国人研究員)
【コメンテーター】 鈴木 貞美 (国際日本文化研究センター 教授)
【会 場】 ハートピア京都 3階大会議室
【申 込】 不要(定員180名)
【受講料】 無料
【公開講演会】 太陽と古代文明
太陽は日本人にとってはなじみの崇拝の対象である。古代以来世界各地の人々が太陽を崇拝する世界観を構築してきた。本講演会では稲作漁撈民の太陽信仰、ケルトやゲルマンの古代ヨーロッパの太陽信仰、エジプトの太陽信仰そして中南米のマヤやインカの太陽信仰を比較文明史的に考察する。
【日 時】 平成22年12月3日(金)13:00〜16:50(開場12:15)
【挨 拶】
アンディ ハワード(国際環境考古学会会長)
【講演者・演題】
イングリーザ スタイツ(ディスカバリー・プログラム研究員)
『北西ヨーロッパの太陽信仰』
マイケル オコーネル(アイルランド国立大学教授)
『アイルランドの太陽信仰』
安田 喜憲(国際日本文化研究センター教授)
『長江文明の太陽信仰』
フェクリ ハッサン(ロンドン大学名誉教授)
『神々の起源−自然・政治・信仰』
青山和夫(茨城大学教授)
『マヤ文明とアステカ文明における太陽と暦』
【司 会】
安田 喜憲(国際日本文化研究センター教授)
【会 場】 国際日本文化研究センター内講堂(日文研ホール)
【定 員】 申込先着500名
【受講料】 無料
【日文研フォーラム】 呉 京煥「日本現代批評と韓国の美」
日本の現代批評は希少でありながら、韓国の美を経験している。その中でも最も韓国の伝統芸術を敬愛し、それに対して現代美学的な表現を与えた日本人が柳宗悦であることは広く知られている。一方、文学批評家の中からは小林秀雄と保田与重郎の作品が注目に価する。
小林秀雄の「慶州」は短い文章であるが造形美との宿命的出会いを暗示する作品であるし、また、保田与重郎は韓国の伝統芸術に関する真摯な態度の文章を数多く書き残した。今回のフォーラムでは小林秀雄と保田与重郎の韓国の伝統芸術に関する理解の仕方を各自の批評文学の脈絡の中で語ってみたい。
【日 時】 平成22年11月9日(火)14:00〜16:00
【発表者】 呉 京煥
(釜山大学校教授/ 国際日本文化研究センター外国人研究員)
【コメンテーター】 劉 建輝(国際日本文化研究センター准教授)
【会 場】 ハートピア京都 3階大会議室
【申 込】 不要(定員180名)
【受講料】 無料
【公開講演会】 東洋の自己イメージと西洋からの期待:落差と葛藤
1930年代以降、東洋の自己イメージと、西洋側の期待する東洋イメージとは、時に調和をもとめ、時に衝突を起こして、今日に至っています。
東洋側がもとめた東洋の自画像も、実は西洋側の期待に応えようとするものでしたし、西洋側、あるいは非東洋世界が東洋にもとめたイメージは、かれらが東洋に求めた幻想の具現だったかもしれません。
そのなかで、国際的に通用する東洋イメージとは、いかにして作られ、価値判断され、流通してきたのでしょうか。
今回の講演会では、こうした問題意識にそって、おふたりの研究者のご発表を頂きます。バート ウィンザー=タマキ教授は、鈴木大拙の周囲にいた北米の芸術家たちが、どのように「東洋の賢者」イメージを活用して、芸術家としてのアイデンティティーを創造したか、クリスティーヌ グライナー教授は、土方巽が創設した「舞踏」がブラジルやアルゼンチン、フランスなどでどのような反響を呼び起こしたかを、映像資料を駆使して分析されます。海外で通用する「東洋」イメージとは何なのかを、造形芸術や舞台芸術に焦点をあてて、聴衆の皆様といっしょに考えてみたいと思います。
【日 時】 平成22年11月10日(水)14:00 〜16:30
【講 演】
● バート ウィンザー=タマキ(カリフォルニア大学アーヴァイン校美術史学部准教授)
『東洋の導師とモダン芸術家:戦後米国アートに見る役割分担』
● クリスティーヌ グライナー(サンパウロ・カトリック大学身体言語学科教授)
『舞踏という経験:東西の違いを越えて身体を再創造する』
【司 会】 稲賀繁美 (国際日本文化研究センター教授)
【会 場】 国際日本文化研究センター内講堂(日文研ホール)
【定 員】 申込先着500名
【受講料】 無料
【日文研フォーラム】 根川 幸男 「海を渡った日本の教育―戦前期ブラジルにおける日本的教育文化の越境と再創」
世界最大の日系社会を有するブラジルにおいて、日系人発展の原動力の一つとなったものが戦前期の日本的教育であった。今回は、戦前期ブラジルのさまざまな日系教育機関について紹介し、日本やホスト社会ブラジルとの関係、教材・教授法、教育実践、課外活動、日本語・日本文化継承について素描してみたい。また、それらの機関の、日系社会をめぐるウチとソトに対する役割、教育者の理念、日系人アイデンティティ形成への影響にも焦点を当て、ブラジル近現代史における日本文化移植・再創の意味についても考えてみたい。
【日 時】 平成22年10月12日(火)14:00 〜16:00
【発表者】 根川幸男
ブラジリア大学 外国語・翻訳学部准教授
国際日本文化研究センター 外国人研究員
【コメンテーター】 井上章一 (国際日本文化研究センター教授)
【会 場】 ハートピア京都 3階大会議室
【申 込】 不要(定員180名)
【受講料】 無料
【日文研フォーラム】 崔 官 「戦争・記憶・想像力―文禄の役(壬辰倭乱)をめぐって」
16世紀末、朝鮮半島を戦場に日本、朝鮮、明という東アジア三国の激しい衝突があった。いわゆる文禄の役(朝鮮では壬辰倭乱)であるが、その戦争から日本では数多くの関連記録や文芸作品が作られてきた。近世日本でみられる朝鮮軍記物の成立から文楽・歌舞伎での朝鮮人の登場、そして近現代の短編、長編小説の創作までを時期別にとらえて、全体的な展開様相を描いてみたいと思う。
【日 時】 平成22年9月14日(火)14:00 〜16:00
【発表者】 崔 官
高麗大学校 教授・日本研究センター 所長
国際日本文化研究センター 外国人研究員
【コメンテーター】 笠谷 和比古(国際日本文化研究センター教授)
【会 場】 ハートピア京都 3階大会議室
【申 込】 不要(定員180名)
【受講料】 無料
【日文研フォーラム】 フィリップ・ハリス 「初期の和歌と地名―英詩からの見方」
英詩と比べれば日本の和歌には地名が頻繁に出る。その現象の原因と文学的な意義はどういうものであろうか? 初期の和歌では地名はまだ歌枕−すなわち伝統に従った様式−にはなっていないと考えられる。それと英詩にあらわれる地名のいくつかの例を選んで比べながら、その機能と働き方を考察したい。
【日 時】 平成22年7月13日(火)14:00 〜16:00
【発表者】 フィリップ・ハリス
(オックスフォード大学クイーンズカレッジ フェロー/ 国際日本文化研究センター外国人研究員)
【コメンテーター】 荒木 浩(国際日本文化研究センター教授)
【会 場】 ハートピア京都 3階大会議室
【申 込】 不要(定員180名)
【受講料】 無料
【日文研フォーラム】 ジェフリー・アングルス「『訳する』というのはどういうことか?―翻訳概念史の概略」
翻訳は、ある言語で表現された文章の内容をほかの言語に置きなおすこと。簡単そうに見えるが、どう翻訳をすべきか、いい翻訳というのはどういうものか、をめぐる議論は何世紀も続いている。翻訳の意味とやり方について、東西の議論を取り上げながら、翻訳者の文化的な役割を改めて考えてみたい。
【日 時】 平成22年6月8日(火) 14:00〜16:00
【発表者】 ジェフリー・アングルス
(ウェスタン・ミシガン大学准教授/ 国際日本文化研究センター外国人研究員)
【コメンテーター】 鈴木 貞美(国際日本文化研究センター教授)
【会 場】 ハートピア京都 3階大会議室
【申 込】 不要(定員180名)
【受講料】 無料
【特別講演会】 速水融名誉教授 文化勲章受賞記念講演会 「人類の遺産―徳川日本の宗門改帳」
【日 時】 平成22年6月11日(金)15:00―16:30
【挨 拶】 猪木武徳(日文研所長)
梅原 猛(日文研顧問)
【講演者】 速水 融(日文研名誉教授)
【演 題】 「人類の遺産―徳川日本の宗門改帳」
[講演要旨] 徳川政権は、カトリック勢力の浸透を恐れて、寛永年代、「鎖国」を実施するとともに、この日本に住む者全員が、キリスト教徒でなく、仏教徒であることを各人が属する寺院の印によって証明を受ける制度を作った。これが宗門改帳である。書式内容は各領主に任されたので多様であるが、町村を単位として、各世帯ごとに、その成員を書上げ、寺印を押すことにより仏教徒であることを証明させた。この史料を「人類の遺産」と呼ぶ人もいるが、それはなぜか?いくつかの観察・分析事例を通じ、徳川日本の実像に迫りたい。
【司 会】 笠谷和比古(日文研教授)
【定 員】 申込先着500名
【受講料】 無料
【会 場】 日文研ホール
【送迎バス】 桂駅西口〜花の舞公園前(センター最寄)間。無料。
往路: 14:00〜14:15に4台
復路: 講演会終了後4台
【申 込】
1, 申込方法: 電話、ハガキ、FAX、E-mail で申込受付(ハガキ、FAX、E-mailの場合、住所・氏名・電話(FAX)番号・催し物名を明記のこと)
2, 申込先: 〒610-1192 京都市西京区御陵大枝山町3-2
国際日本文化研究センター研究協力課
(TEL)075−335−2078 (FAX)075−335−2092 (E-mail)koenkai@nichibun.ac.jp
※ 備 考: 受付完了後、受講票をお送りします。当日ご持参ください。
【東京講演会】 第19回東京講演会「日本文化を考える」 (黄 自進/牛村 圭)
【日 時】 平成22年6月5日(土)13:30-16:00
【会 場】 有楽町朝日ホール(有楽町マリオン11階)
【定 員】 600名 (事前申し込みが必要)
【受講料】 無料
【講演者・演題】
黄 自進 (台湾)中央研究院近代史研究所 研究員(教授)
/国際日本文化研究センター外国人研究員
「蒋介石と日本―友と敵の狭間で」
牛村 圭(国際日本文化研究センター教授)
「石原莞爾と東京裁判―満州事変主役はなぜ裁かれなかったのか」
【挨 拶】 猪木武徳(国際日本文化研究センター所長)
【司 会】 劉 建輝(国際日本文化研究センター准教授)
詳細情報をみる(日文研サイト)
【日文研・地球研合同シンポジウム】 第2回「京都の文化と環境―森や林」
世界にはどんな「森や林」があるのか、人びとは「森や林」をどう見てきたのかなどの話題について専門分野を異にする専門家が語り合います。
【日 時】 2010年5月22日(土) 13:30−16:30 (開場:12:45)
【会 場】 国際日本文化研究センター内講堂(日文研ホール)
【講 演】
山田 勇 (京都大学名誉教授・総合地球環境学研究所共同研究員)
「地球の森世界からみるモリの日本」
末木文美士 (国際日本文化研究センター教授)
「近代日本の自然観を反省する」
【パネルディスカッション】
山田 勇 (京都大学名誉教授・総合地球環境学研究所共同研究員)
末木文美士 (国際日本文化研究センター教授)
小松 和彦 (国際日本文化研究センター副所長・教授)
藤原 潤子 (総合地球環境学研究所プロジェクト上級研究員)
村上由美子 (総合地球環境学研究所プロジェクト研究員)
(司会) 秋道 智彌 (総合地球環境学研究所副所長・教授)
【聴 講】 無 料
【定 員】 500人 (先着順)
詳しい情報はこちら(地球研サイト)
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