国立歴史民俗博物館のイベント情報
【くらしの植物苑 特別企画】 伝統の桜草
【開催期間】 2012年4月17日(火)〜5月6日(日)
【会 場】 国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑
【趣 旨】
当館くらしの植物苑では、2002年より「伝統の桜草」と題して、桜草の展示を行ってきました。「伝統の桜草」とは、江戸時代中頃以降、園芸家によって野生種の中から変わった花が探し出され、多くの品種が作り出されてきた一連の桜草をさします。花の色は紅色から白色、花の形も平弁からつかみ弁までとさまざまです。こうした多様な花色・花形の桜草を主に、近年作出の八重咲きの品種や野生系の品種を含めた約300品種の桜草を展示いたします。また、2003年に寄贈された桜草花壇によって伝統的な鑑賞方法も再現いたします。併せて、栽培方法や楽しみ方などをパネル等で解説する予定です。
【企画展示】 「洛中洛外図屏風と風俗画」(人間文化研究機構連携展示 都市を描く−京都と江戸−第1部)
【会 期】 2012年3月27日(火)〜2012年5月6日(日)
【会 場】 国立歴史民俗博物館 企画展示室
【趣 旨】
16世紀初頭、首都京都の全景を一双の屏風に描いた「洛中洛外図屏風」が登場します。そこには、応仁の乱から復興し、新たな近世都市へと向かう京都の姿がつぶさに描かれていました。現実の都市社会を題材にした洛中洛外図屏風は、権力者の自己主張から名もなき人々の暮らしまで、非常に多くの要素を包含し、歴史資料としても貴重な存在です。
洛中洛外図屏風に描かれていた多彩な内容は、時代が進むにつれてさまざまなジャンルに分化していきます。名所、祭礼、職人、遊楽などの、身近な対象をクローズアップした、人間中心の絵画への発展が著しく、そこには背景となる社会や政治体制、そして人々の都市を見る視点の変化が反映されています。
本展では、当館が所蔵しながら、なかなかまとまって展示する機会がない6点の洛中洛外図屏風と、新出資料を含む関連絵画資料を中心に、他館ご所蔵の資料も加えて、洛中洛外図屏風から近世風俗画への展開を体系的に提示いたします。来館者に絵の読み解きを楽しんでいただくために、タッチパネルによる拡大装置なども用意いたします。
また、当館の共同研究・科研研究として行ってきた「洛中洛外図屏風歴博甲本の総合的研究」(2009〜11年度)の成果として、洛中洛外図屏風歴博甲本の復元複製や人物データベースなどもご披露します。
以上の当館における展示を人間文化研究機構連携展示「都市を描く─京都と江戸─」の第 I 部とし、連携して研究を行なってきた国文学研究資料館において、江戸を対象とした第 II 部 「江戸名所と風俗画」をほぼ同時に開催します。両者相まって、さらに総合的に、描かれた都市の世界を堪能していただけるものと思います。
【特集展示】 (第3展示室) 「和宮ゆかりの雛かざり」(『もの』からみる近世)
【会 期】 2012年2月7日(火)〜2012年4月1日(日)
【会 場】 国立歴史民俗博物館 第3展示室
【趣 旨】
幕末の動乱期、波乱にとんだ生涯を送ったことで知られる和宮は、仁孝天皇(にんこうてんのう)の第8皇女として生まれ、「公武合体」の証しとして文久元年(1861)14代将軍徳川家茂(とくがわいえもち)に降嫁しました。
今回の特集展示で展示する雛人形・雛道具類(当館所蔵)は、和宮所用として伝来したもので、有職雛(ゆうそくびな)と呼ばれる種類の雛人形と、江戸七澤屋(ななさわや)製の各種雛道具、御所人形および三ツ折(みつおれ)人形などが含まれます。
上巳(じょうし)(三月三日節)にとりおこなわれる雛まつりの行事は、江戸時代に入ってから広まりをみせ、多くの女性たちの支持を集めました。儀式が定着するにつれ、その装飾は華麗なものとなり、時代時代の流行を取り入れながら、寛永雛、元禄雛、享保雛、次郎左衛門雛、有職雛、古今雛と俗称される多彩な雛人形や、精巧に作られたミニチュアの道具類が生みだされていきました。『和宮様御雛満留』(宮内庁書陵部蔵)や『静寛院宮御側日記』(同)、『和宮様おひゐな御道具』(内閣文庫蔵)などの記録によれば、和宮は、数多くの雛人形を手もとにおき、また上巳にはあちこちと雛人形を贈りあうなど、雛まつりを楽しんだようです。当館所蔵の雛人形・雛道具はその一部をなしていたと考えられ、江戸時代の文化や工芸技術を伝える資料として貴重です。
【特集展示】 「たつ年の龍」(『もの』からみる近世)
【会 期】 2011年12月20日(火)〜2012年1月29日(日)
【会 場】 国立歴史民俗博物館 第3展示室
【趣 旨】
2012年は「辰年」ですが、館蔵資料の中から龍に関わる絵や文様を有する工芸品、版本、版画などを展示いたします。
今日、「たつ」は一般には「龍」として認識されていますが、図像としては複数の種類が存在します。染織や装身具、あるいは楽器といった工芸品の意匠として用いられる龍の多彩な表現とその意味や機能など、近世文化の中に占める龍の意匠の役割の一端についてご紹介いたします。
【くらしの植物苑 特別企画】 冬の華・サザンカ
【開催期間】 2011年11月29日(火) 〜 2012年1月29日(日)
【会 場】 国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑
【趣 旨】
サザンカは日本を原産地とし、ツバキとともに冬枯れの季節に庭を彩る数少ない植物です。くらしの植物苑では、特別企画「季節の伝統植物」の一環として、2001年よりサザンカを収集し、展示してきました。これらには、「江戸サザンカ」、「肥後サザンカ」と呼ばれる独自の品種群も含まれています。
サザンカは、自生種に近い「サザンカ群」、獅子頭の実生またはその後代と考えられている「カンツバキ群」、サザンカとツバキの間で自然にできた雑種またはその後代と考えられている「ハルサザンカ群」の3グループに大別され、花はグループごとに10月中頃から翌年2月にかけて上記の順に咲いていきます。これらの品種は、いずれも実生の変種から選抜されたもので、こうした品種を維持・普及する方法は、日本の園芸文化の大きな特徴といえます。
くらしの植物苑では、人とサザンカの関わりを遺伝資源と文化的な資産の両面から着目し、生きた植物と歴史資料を併せて考察した成果を展示してきました。今年度の「冬の華・サザンカ」では、サザンカの楽しみ方として、さし木によって品種を殖やす方法と、種から育てて新しい品種を作り出す方法をパネルによって紹介します。
【くらしの植物苑 特別企画】 伝統の古典菊
【開催期間】 202011年11月1日(火)〜11月27日(日)
【会 場】 国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑
【趣 旨】
菊は、日本在来の植物ではありませんが、わが国を代表する園芸植物のひとつです。平安時代の宮廷ですでに菊花の宴が流行していることから、律令期に他の文物とともに中国からもたらされたと考えられています。
平安・鎌倉時代からは日本独自の美意識により、支配者層の中で独特の花が作り出されました。筆先のような花弁をもつ「嵯峨菊」は京都の大覚寺で門外不出とされ、花弁の垂れ下がった「伊勢菊」は伊勢の国司や伊勢神宮との関わりで栽培されました。そして、菊は支配者層の中で宴に、美術工芸品に、不老不死のシンボルに特権的な地位を築いていきました。
それが、近世中頃以降になると大衆化し、変化に富む園芸種の菊花壇や、菊細工の見世物が流行したと言われています。それらの流行を支えたのが、花弁のまばらな「肥後菊」と花弁が咲き始めてから変化していく「江戸菊」です。これらに花の中心が盛り上がって咲く「丁子菊」を加えた伝統的な中輪種は、「古典菊」と呼ばれています。
くらしの植物苑ではこのような「古典菊」を1999年から収集・展示してきました。今年度は、近世の仕立て方の展示に加え、パネルによって近世と近代の仕立ての違いも紹介します。また、当苑で種から育てた実生の新花も展示します
【企画展示】 風景の記録 −写真資料を考える−
【会 期】 2011年11月8日(火)〜2012年1月15日(日)
【会 場】 国立歴史民俗博物館 企画展示室A
【趣 旨】
風景は人びとの生活と深く結びついています。人びとは風景のなかでくらし、風景は自然のみならず人びとの生活のなかで作り出されます。今回の企画展示では、写真が風景の記録として、歴史と文化を考えるためのかけがえのない資料であることを紹介します。
写真は高い写実性を備えているために、風景の記録としてたいへん優れた資料です。しかし、風景のある断片を瞬間的にとらえた一つの像にすぎません。写真の外側と前後には無限の空間と時間があります。しかも、古い写真では、撮影の時期と場所が不明なものも少なくありません。本展示では、この点に留意しつつ、風景の広がり、時間の流れのなかの風景、風景の多様性という三つの観点を中心に構成します。
展示資料としては、本館が所蔵する「石井實フォトライブラリー」の写真を活用するとともに、幕末日本を撮影したF.ベアトに代表される古写真、近代の絵はがきなどを中心に構成します。
主として取りあげる東京と長崎は、近世の絵図や古写真が豊富に残っており、時代を通じて風景の変遷を辿ることができます。そのなかで、それぞれ関東大震災や長崎への原爆投下という、「風景の破壊」の経験も視野に入れ、多角的に風景を捉えていきます。また、東京に関しては、石井實フォトライブラリーに収められた奥多摩の写真を活用し、地域社会を写真で記録したコーナーを設置する予定です。
このほか、タッチパネルの活用などにより、全体としては日本各地の風景を盛り込むとともに、とくに、今年3月以降の東日本大震災を踏まえ、被災地の写真展示も予定しています。
【特集展示】 「マリア十五玄義図の探究」(『もの』からみる近世)
【会 期】 2011年11月1日(火)〜11月27日(日)
【会 場】 国立歴史民俗博物館 第3展示室
【主 催】 国立歴史民俗博物館
【趣 旨】
「マリア十五玄義図」(京都大学総合博物館所蔵)は、1930年(昭和5)の発見以来、キリシタン絵画を代表する作品として名高く、当館でも第2展示室「大航海時代の中の日本」に常時複製を展示しています。複製制作に先立つ1996年には、原本を当館に搬入して、X線撮影、赤外線撮影をはじめとする詳細な科学的調査を行ないました(1)。
その後、この調査を契機に文化財指定と修復が行われて外部での展示も可能になり、また京都大学の「研究資源アーカイブ」では、発見当時の写真などがデジタル化して活用されることになりました。そこで当館と京都大学総合博物館が共同で展示を企画し(2)、さまざまな調査研究の成果を、「マリア十五玄義図」と共にご覧いただくことにいたしました。
(1) 調査の詳細については、『国立歴史民俗博物館研究報告』第76集(1998年)、第93集(2002年)に掲載しています。
(2) 京都大学総合博物館でも、同じ趣旨の展示が、2013年2月から開催される予定です。
【総合展示】 重要文化財 洛中洛外図屏風甲本公開
【会 期】 2011年10月25日(火)〜11月6日(日)
【会 場】 国立歴史民俗博物館 第2展示室
【趣 旨】
京都の名所や風物を描いた「洛中洛外図屏風」は歴史資料としても価値が高く、中でも国立歴史民俗博物館の所蔵する「歴博甲本」は現存する最も古い作品で、16世紀前半の京都の様子がくわしく描かれています。幕府や内裏、寺社、月々の行事や人々の生活などを、細かに読み取ることができます。
通常は保存のために複製を展示していますが、例年「文化の日」前後には原本の公開を行っています。タッチパネルによる拡大装置も設置しておりますので、細部までお楽しみいただけます。
※屏風の画像は「Webギャラリー」のページで、高精細画像にてご覧いただけます。
【くらしの植物苑 特別企画】 伝統の朝顔
【開催期間】 2011年8月2日(火)〜9月4日(日)
【会 場】 国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑
【趣 旨】
朝顔は古くから多くの人々に親しまれてきました。特に江戸時代以降になると、文化・文政・天保期,嘉永・安政期,明治・大正期など、繰り返し朝顔ブームが訪れ、そのたびに葉と花の多様な変化や組み合わせを楽しむ変化朝顔が創り出されてきました。これは今日に遺伝学でいう突然変異を見つけ出し、系統として確立するという、世界的に見ても特異なもので、特に幕末頃にはきわめて多くの品種が創り出されていたようです。それらの中には、残念ながら大輪朝顔に圧倒されて、あまり知られることなく絶えてしまったものもあります。ただ、広くは栽培されなかったものの、一部の愛好家の努力によって大切に保存され、現在に伝えられたものも少なくありません。
そこで、江戸時代以降の独創的な知識と技術を駆使して創り上げられた伝統の朝顔を広く知ってもらい、人と植物との関わりを見るべく、当館では1999年以降にわたり、歴史資料としてこれらの朝顔を展示してきました。今年度の企画も、これまでと同様の目的をもつものです。また今回は、変化朝顔の系統を維持するために行う仕分け(仕訳け)(選抜)をテーマにパネル展示をおこないます。
【特集展示】 「妖怪変化の時空」(『もの』からみる近世)
【会 期】 2011年8月2日(火)〜9月4日(日)
【会 場】 国立歴史民俗博物館 第3展示室
【趣 旨】
近年、想像力のあり方や精神世界への関心の高まりとともに、怪異や妖怪文化が注目を集めています。今回の特集展示では「風聞(ふうぶん)と怪異・妖怪」「歌舞伎の中の怪談・妖怪」「妖怪絵巻の世界」「妖怪絵師列伝」の4つのテーマを設けて、関係する資料を展示します。
江戸時代の後期から明治にかけて、豊作や流行り病を予言する姫魚(ひめうお)と称する妖怪が出現したという噂が広まり、人びとの関心を集めました。「風聞と怪異・妖怪」では、世間で取り沙汰された風聞や世相を映し出した錦絵・摺物を紹介します。四代目鶴屋南北(つるやなんぼく)は、幽霊や妖術使いを作品の中に登場させて歌舞伎の世界に大きな影響を与えました。「歌舞伎の中の怪談・妖怪」では、錦絵の好画題となった、歌舞伎に登場する幽霊や妖怪に焦点を当てます。異様な姿をした妖怪たちが、夜間に列をなして移動するさまを描いた百鬼夜行絵巻は江戸時代に数多く制作されました。「妖怪絵巻の世界」では、百鬼夜行絵巻をはじめ妖怪を素材に描かれた絵巻を展示します。「妖怪絵師列伝」では、鳥山石燕(とりやませきえん)・歌川国芳・月岡芳年(つきおかよしとし)・河鍋暁斎(かわなべきょうさい)といった絵師を取り上げ、作品を紹介するとともにその系譜をたどります。
今回の特集展示では、怪異・妖怪文化の多彩な世界を浮き彫りにしたいと考えています。
【企画展示】 紅板締め ―― 江戸から明治のランジェリー
【会 期】 2011年7月26日(火)〜9月4日(日)
【会 場】 国立歴史民俗博物館 企画展示室
【趣 旨】
江戸時代後期から明治時代にかけて隆盛した「紅板締め」についての展示です。
紅板締めは型板(模様を彫刻した版木)に生地を挟んで染めあげる染色技法であり、京都が主たる生産地でした。その製品は、襦袢・裾除・下着といった女性の内に着る服飾に多用されていました。技法には不明な点が多く、そのため幻の染色とも言われています。
紅板締めが隆盛した時期は、西洋からの技術の導入あるいは製品の輸入によって、染織の技術やデザインが飛躍的に変化していった時期にあたります。紅板締めはその変化に対処しきれず、ついには昭和時代のごく始めに生産を終えてしまいます。
当館は、2005年度に京都の高野染工場(現在廃業、かつての屋号は紅宇)より、2万枚を超える型板をはじめ、型紙・模様見本帳・締具など、膨大な数の紅板締めの道具類の寄贈を受けました。紅宇は、京都で最後まで紅板締め業を続けていた2軒のうちの1軒です。
今回の企画展示では、紅宇伝来の道具類をもとに、制作の工程を示し、いまだ多くのこる技法の謎をひとつでも解明していこうと試みています。驚くべきことに、紅宇伝来の道具類で作られた実製品も数多く発見できました。このような実製品、すなわち、一般には公開される機会が少なかった女性の内に着る服飾を、多数展示するまたとない機会ともなっています。その美しさも是非ともご堪能ください。
【企画展示】 侯爵家のアルバム ― 孝允から幸一にいたる木戸家写真資料
【会 期】 2011年3月1日(火)〜5月29日(日)
【会 場】 国立歴史民俗博物館 企画展示室A
※ 会期が延長になりました
※ 開館時間にご注意ください
【趣 旨】
歴博所蔵の旧侯爵木戸家資料(孝允 - 正二郎 - 孝正 - 幸一 4代にわたる資料群)は、1984年から1998年にかけて寄贈を受けたものですが、簡単な仮目録があるだけで、長らく本格的な整理がされないままになっていました。平成13年度から客員教授や資料調査プロジェクトのメンバーによって整理・目録作業を進め、今回ようやくそれが終了し目録「旧侯爵木戸家資料目録」刊行の見通しがつきました。そこで、目録による資料の全面公開に合わせ展示を行います。今回は、1万5千件に上る厖大な資料の中から最も視覚に訴える資料として、写真資料に絞って紹介します。幕末・明治初年から昭和戦後期まで長期にわたり撮影されたもので、主として木戸家の人々が被写体となったものです。総数は5,241件に達しますが、その中から特色ある写真をピックアップします。
柱となるのは、ガラス板写真や欧米で写された岩倉使節団関係のアルバムなど、木戸孝允に関わる幕末・明治初年の写真。海外留学の後、夭逝した木戸正二郎の写真。明治・大正期の華族の暮らしぶりを伝える孝正夫妻や少年時代の幸一らの家族写真。昭和戦前期は天皇の重臣として、また戦後は東京裁判の被告としての木戸幸一が写された写真などです。木戸家という、日本の近現代史の中で大きな位置を占めた一家族の公私にわたる足跡を画像でたどることで、歴史資料としての写真の有効性を提示できると考えています。
【特集展示】 和宮ゆかりの雛かざり (『もの』からみる近世)
【会 期】 2011年2月8日(火)〜4月3日(日)
【会 場】 国立歴史民俗博物館 第3展示室
【趣 旨】
幕末の動乱期、波乱にとんだ生涯を送ったことで知られる和宮は、仁孝天皇の第8皇女として生まれ、「公武合体」の証しとして文久元年(1861)14代将軍徳川家茂に降嫁しました。
今回の特集展示で展示する雛人形・雛道具類(歴博所蔵)は、和宮所用として伝来したもので、有職雛と呼ばれる種類の雛人形と、江戸七澤屋製の各種雛道具、御所人形および三ツ折人形などが含まれます。
上巳(三月三日節)にとりおこなわれる雛祭りの行事は、江戸時代に入ってから広まりをみせ、多くの女性たちの支持を集めました。儀式が定着するにつれ、その装飾は華麗なものとなり、時代時代の流行を取り入れながら、寛永雛、元禄雛、享保雛、次郎左衛門雛、有職雛、古今雛と俗称される多彩な雛人形や、精巧に作られたミニチュアの道具類が生みだされていきました。『和宮様御雛満留』(宮内庁書陵部蔵)や『静寛院宮御側日記』(同)、『和宮様おひゐな御道具』(内閣文庫蔵)などの記録によれば、和宮は、数多くの雛人形を手もとにおき、また上巳にはあちこちと雛人形を贈りあうなど、雛まつりを楽しんだようです。歴博所蔵の雛人形・雛道具はその一部をなしていたと考えられ、江戸時代の文化や工芸技術を伝える資料として貴重です。
【歴博フォーラム】 新春 うさぎばなし
【会 期】 2011年1月22日(土)
【会 場】 ヤクルトホール
(東京都港区東新橋1-1-19)
【定 員】 530名(先着順・要事前申込み)
【開催趣旨】
今年の干支は卯・兎・ウサギ。みなさんはウサギに対してどんなイメージをもっていますか。ウサギは、歴史の流れの中で、さまざまな姿をみせてくれます。
描かれたウサギ 造られたウサギ 語られたウサギ
さまざまなウサギをご用意して、みなさんをお待ちいたしております。
【特集展示】 双六の小宇宙 (『もの』からみる近世)
【会 期】 2010年12月21日(火)〜2011年1月30日(日)
【会 場】 国立歴史民俗博物館 第3展示室
【趣 旨】
サイコロを振り、出た目の数にしたがって「振り出し」から駒をすすめて「上がり」を目指す絵双六は、江戸時代、大衆的な出板を行う地本問屋の主要商品のひとつでした。絵双六の歴史は、仏教の十界の世界観にもとづく浄土双六が室町期に成立し、江戸時代に入り庶民層に普及、やがて道中双六や出世双六が生み出されたとされています。江戸後期になり錦絵に代表される木版多色刷りの技術が確立すると、絵双六は華やかさを加えるとともに、人気浮世絵師が筆を執って絵画性豊かなさまざまな主題のものが大量に生み出されました。
人生の栄達を主題とした出世双六、旅や行楽への関心の高まりとともに急増する道中双六や名所双六、あるいは百物語の流行による妖怪双六など、絵双六はそれぞれの時期の人々の関心の在処や世の中の流行を映し出す鏡でした。
本特集展示では国立歴史民俗博物館が所蔵する絵双六を、その形式(廻り双六、飛び双六、飛び廻り双六)にも留意しつつ、おもにその主題に注目して、江戸後期の多彩な都市文化の一端と、江戸後期の世相について考えるものです。
【くらしの植物苑 特別企画】 冬の華・サザンカ
【開催期間】 2010年11月30日(火)〜1月30日(日)
【会 場】 国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑
【趣 旨】
サザンカは日本を原産地とし、ツバキとともに冬枯れの季節に庭を彩る数少ない植物です。歴博 くらしの植物苑では、特別企画「季節の伝統植物」の一環として、2001年よりサザンカを収集し、展示してきました。これらには、「江戸サザンカ」、「肥後サザンカ」と呼ばれる独自の品種群も含まれています。
サザンカは、自生種に近い「サザンカ群」、獅子頭の実生またはその後代と考えられている「カンツバキ群」、サザンカとツバキの間で自然にできた雑種またはその後代と考えられている「ハルサザンカ群」の3グループに大別され、花はグループごとに10月中頃から翌年2月にかけて上記の順に咲いていきます。これらの品種は、いずれも実生の変種から選抜されたもので、こうした品種を維持・普及する方法は、日本の園芸文化の大きな特徴といえます。
くらしの植物苑では、人とサザンカの関わりを遺伝資源と文化的な資産の両面から着目し、生きた植物と歴史資料を併せて考察した成果を展示してきました。今年度の「冬の華・サザンカ」では、花形・花の変化や、鑑賞の楽しみなどをとりあげます。
【くらしの植物苑 特別企画】 伝統の古典菊
【開催期間】 2010年11月2日(火)〜11月28日(日)
【会 場】 国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑
【趣 旨】
菊は、日本在来の植物ではありませんが、わが国を代表する園芸植物のひとつです。平安時代の宮廷ですでに菊花の宴が流行していることから、律令期に他の文物とともに中国からもたらされたと考えられています。
平安・鎌倉時代からは日本独自の美意識により、支配者層の中で独特の花が作り出されました。筆先のような花弁をもつ「嵯峨菊」は京都の大覚寺で門外不出とされ、花弁の垂れ下がった「伊勢菊」は伊勢の国司や伊勢神宮との関わりで栽培されました。そして、菊は支配者層の中で宴に、美術工芸品に、不老不死のシンボルに特権的な地位を築いていきました。
それが、近世中頃以降になると大衆化し、変化に富む園芸種の菊花壇や、菊細工の見世物が流行したと言われています。それらの流行を支えたのが、花弁のまばらな「肥後菊」と花弁が咲き始めてから変化していく「江戸菊」です。これらに花の中心が盛り上がって咲く「丁字菊」を加えた伝統的な中輪種は、「古典菊」と呼ばれています。
歴博くらしの植物苑ではこのような「古典菊」を1999年から収集・展示してきました。今年度は、昨年度新たに当苑に導入された松坂菊を初めて展示するほか、近世〜近代の文芸作品に見られる菊についてパネルにより解説します。
【歴博フォーラム】 声・音・身体の文化をめぐる地域性と国際性
【会 期】 2010年10月30日(土)
【会 場】 早稲田大学 小野記念講堂
(東京都西早稲田1-6-1 小野梓記念館(27号館)B2F)
【定 員】 180名(先着順・要事前申込み)
【開催趣旨】
大学共同利用機関である国立歴史民俗博物館が早稲田大学と連携して、研究と、これを活かした民俗展示新構築に向けて、研究者・大学生・大学院生、及び一般向けのフォーラムを開催します。各分野の専門の研究者の発表・報告とともに、歴博が研究映像として制作してきた祭礼・芸能等の、関連の民俗文化関係の映像の上映をあわせて行います。
【総合展示】 重要文化財 洛中洛外図屏風甲本公開
【会 期】 2010年10月26日(火)〜2010年11月7日(日)
【会 場】 国立歴史民俗博物館 第2展示室
【趣 旨】
京都の名所や四季の風物を描いた「洛中洛外図屏風」は、歴史資料としても価値が高く、中でも当館の所蔵する「歴博甲本」は現存する最も古い作品で、16世紀前半の京都の様子がくわしく描かれていることで有名です。
毎年文化の日前後に原本の公開を行っています。
好評をいただいているタッチパネルによる超拡大装置も設置しますので、細部までお楽しみいただくことができます。
※ 屏風の画像はれきはくサイト内「Webギャラリー」のページで、高精細画像にてご覧いただけます。
【特集展示】 旗本 本多家資料の世界 (『もの』からみる近世)
【会 期】 2010年10月26日(火)〜2010年12月5日(日)
【会 場】 国立歴史民俗博物館 第3展示室
【趣 旨】
旗本というと、時代劇ではおなじみの存在ですが、その実態は一般には意外に知られていないことが多いようです。旗本とはどのような人たちで、その勤めとはどのようなものだったのか?どのような趣味を持ち、どのような生活をしていたのか?国立歴史民俗博物館が所蔵する具体的な旗本家の資料から、こうした疑問にお答えします。
江戸時代、将軍直属の家臣のうち、知行高(領地)が一万石以下で、将軍にお目見えが許された者を一般には「旗本」と呼びます。戦場で将軍の本陣が置かれたところに立つ旗の下に参集し、本陣を守る役割を果たす直参の武士のことです。享保期までに200家を数え、戦時にはそれこそ将軍の直属軍として総勢「旗本八万騎」といわれた軍団を構成することが予定されていましたので、将軍権力の中核だということができます。一般には、3000石以下の旗本は、大番・書院番・小姓組番・新番・小十人組人など、江戸城や将軍の警護をする「番方」から、家柄や能力に応じて町奉行・勘定奉行など行政・司法関係の職である「役方」に昇進していくのですが、島原の乱以降、旗本たちが実際に動員されるような戦闘が無くなり、幕府の官僚制度が整う18世紀以降になると、「役方」の果たす役割の方が重要になっていきます。そのなかで、石高の多い上級の旗本たちは、どちらかというと「番方」としての勤めを果たし続けることが多いのですが、ここで紹介する旗本本多家は、知行高3200石、三河以来の旗本で、主に「番方」を勤める上級の家だということになります。そもそもこの本多家は、家康の信頼があつく、戦場での勇猛ぶりから「鬼作左」とも称された本多作左衛門重次の流れをくむ家ですが、越前丸岡に所領を与えられた大名家の分家として幕末まで続く「由緒」のある旗本の家でもあります。
国立歴史民俗博物館は、この旗本 本多家の資料を約4000点所蔵しております。1994年に、この資料も使った企画展示「近世の武家社会」を開催したことはあるのですが、それ以降、同家資料については総合展示(第3展示室近世)でほんの数点お見せしている以外には、お目にかけておりません。
このたび、企画展示「武士とは何か」【10月26日(火)〜12月26日(日)】を企画し、そのなかで江戸時代の武士とはどのような存在だったのか何かを考えていただくコーナーをもうけました。そのコーナーとも連動させながら、あらためて旗本の世界を描きたいと思います。企画展示と併せて是非ご覧ください。
【企画展示】 武士とはなにか
【会 期】 2010年10月26日(火)〜2010年12月26日(日)
【会 場】 国立歴史民俗博物館 企画展示室A
【趣 旨】
武人は超時代的に存在するなかで、日本列島のおおむね10世紀から19世紀にいたる中世と近世には、わたしたち現代人が武士、サムライなどと呼びならわし、その風体や生活様式などに一定のイメージを有する、武人たちとその家々が階層的に存在しました。さらに東アジア世界では一般的な文人貴族による政権(朝廷)が存続する一方で、鎌倉・室町・江戸の三つの幕府という武人政権が断続的に成立し、段階的に国政の実権を掌握するにいたります。それは武士という社会的身分が確立していく過程でもあり、武士身分が消滅した近代以降にも決定的な影響をおよぼしました。日本の歴史を現代とのかかわりから捉えるうえで、また比較史の観点から特色づけるうえでも、この武士と武家、そして武人政権の問題は避けて通ることのできない意味をもっています。
しかし、武士そのものを他と峻別し特徴づけるメルクマールは、意外なことに明確ではありません。そもそも武士といわれる人物およびその集団をさす史料上の用語も多様です。「兵」「勇士」「武者」「武士」「侍」など、これらの史料表現は必ずしも現代人のいう武士一般をさすとは限らず、使用法にも時代的な偏差があります。つまり、ある特定のイメージをともなった武士という概念で括られる人々は、わたしたちが考える以上に複雑な歴史的存在であり、その実態さえつかむのが容易ではありません。
共同研究にもとづく本企画展示は、そうした武士と武家を具体的なモノ資料のレヴェルで相対的に把握する試みです。戦士であったはずの武士が行政官となり、武人政権が断続的に存在していく、という歴史的現象を自明のものとせず、中世と近世をつなぐ視角を確保したうえで、武士に関する自己と他者の認識がいかなる資料に、どのように表されているかについて考え、それらのはたした機能を社会的コンテクストのなかに位置づけてみたいと思います。そこでは、通時的な武士イメージの形成と変容のあり方じたいも、多様な資料に即して分析の対象となるでしょう。
あえていま、「武士とはなにか」という問いを発することで、日本の「伝統」と結びつけながら武士、サムライを美化したイメージで語ることの多い現代社会に対するメッセージとしたいと考えています。
【くらしの植物苑 特別企画】 伝統の朝顔
【趣 旨】
朝顔は古くから人びとに親しまれ、特に江戸時代以降、文化・文政期、嘉永・安政期、明治・大正期に葉や花の変化を楽しむ大ブームがありました。このような朝顔を「変化朝顔」と呼んでいますが、これらを描いた“朝顔図譜”と総称される冊子や絵画資料、育成書などが残されています。朝顔は一年草であり、変化朝顔を維持するには今日の遺伝学でいう突然変異体を選抜して栽培するという、先進的な方法で栽培されていたことがわかってきています。ただ残念ながら、明治期以降それらの変化朝顔は大輪朝顔のブームに圧倒され、あまり広く知られることもなく、少数の熱心な栽培家によって保存されてきました。
このような状況にあって、独創的な技術と知識を駆使して創り上げられた「伝統の朝顔」を広く一般に知っていただくため、国立歴史民俗博物館では生きた歴史資料としての朝顔を展示してきました。この変化朝顔を展示する機関は少なく、当植物苑に対する一般の方々や他の植物園等の期待は決して小さなものではありません。また、「変化朝顔」にかかわる歴史資料も収集して参りました。
そこで、植物苑の特別企画において生きた朝顔を、また第3展示室(近世)におきまして、歴史資料について特集展示「伝統の朝顔」を同時開催いたします。
【開催期間】 2010年8月3日(火)〜8月29日(日)
【会 場】 国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑
【料 金】 個人(高校生以上) 100円
団体(20名以上) 50円
※小中学生は入苑無料です。
※毎週土曜日は高校生は入苑無料です。
【開苑時間】 9時30分〜16時30分 (入苑は16時まで)
※ただし、8月12日(木)〜18日(水)は8時30分から開苑いたします。
※開花の特性上、午前中の早い時間が見ごろです。
【休苑日】 8月9日(月)・23日(月) ※8月16日は開苑しま
【主 催】 国立歴史民俗博物館
【特集展示】 『伝統の朝顔』―館蔵資料にみる朝顔文化―(『もの』からみる近世)
【会 期】 平成22年8月3日(火)〜8月29日(日)
【会 場】 国立歴史民俗博物館 第3展示室
本展示では前半で、三度の変化朝顔ブームの際に出された“朝顔図譜”・番付・朝顔書などを、後半では、朝顔にちなむ作品を、館蔵資料から展示します。
まず文化・文政期(1804−30年)に朝顔の突然変異を起こしやすい性質を利用して、変化朝顔をつくり、競い合うことが大坂・京都・江戸で流行し、栽培のマニュアル本までもが出されています。嘉永・安政期(1848−60年)には、周辺の都市・町にまで広がるブームとなりました。変化朝顔の品評会がしばしば開かれて、愛好者たちがその技を競い、その結果は番付や朝顔図譜などで刊行されました。しかし、こうした変化朝顔の栽培には、手間・暇・場所と一定の知識が必要だったので、評判にはなっても庶民が自ら栽培できるようなものではありません。むしろ多くの庶民が「変わらず」に愛し続けた朝顔は、色・形に違いはあるものの、誰にでもそれとわかるような朝顔でした。
【歴博フォーラム】 「アジアの境界を越えて」 ★連携展示・歴博企画展示関連
境界を越えること、それは未知の世界との出会いです。人類の歴史は、こうした境界を越える営みの積み重ねであるといえるでしょう。中国大陸を中心とした東アジアでは、歴史の流れの中にいくつもの「境界」を見出すことができます。境界とは、一様なものではなく、時代や視点・立場によって姿や形を変えます。さまざまな「境界」を眺めることは、「グローバル」な現代を理解し、その明日を考える上で有効であると思います。
境界をどのように見出すことができるのか。
境界を越えるとき何が生じるのか。
この二つの視点から、アジアの古代と近現代にみえる境界を眺めてみたいと思います。
また、このフォーラムでは、企画展示「アジアの境界を越えて」をご紹介するとともに、そのエッセンスをお伝えする予定です。
【日 程】 2010年7月24日(土)
【時 間】 13時00分〜17時00分
【場 所】 新宿明治安田生命ホール
【定 員】 320名(要事前申し込み)
【参加費】 無料
【主 催】 国立歴史民俗博物館
チラシを見る![]()
【特集展示】 紀州徳川家伝来の楽器―琵琶― (『もの』からみる近世)
【会 期】 平成22年04月27日(火)〜06月20日(日)
【会 場】 国立歴史民俗博物館 第3展示室
歴博が所蔵する紀州徳川家伝来楽器コレクション(159件)は、主として紀州藩の第十代藩主徳川治宝(とくがわはるとみ・1771〜1852)によって収集されたものと伝えられます。雅楽の楽器を中心に、吹きもの(管楽器)・弾きもの(弦楽器)・打ちもの(打楽器)など各種の楽器や、楽譜、調律具、収納袋や箱など附属品、さらに楽器にまつわる情報を記した附属文書から構成されており、楽器史や音楽史上きわめて重要な資料とみなされてきました。
今回の特集展示では、本コレクションの中から、琵琶をとりあげ、附属品や附属文書とともに展示します。コレクション中の琵琶は23面に及びますが、この中には、天武6年(677)の作と伝えられる琵琶を初めとする各時代の琵琶や、平家琵琶として用いられたもの、きわめて小型のもの、明清楽の流行を受けて収集されたと推測される中国の琵琶など貴重な遺例が含まれます。これらを展示することにより、一般にはあまり馴染みのない古楽器への理解をうながすとともに、高度な工芸技術や、江戸後期の大名家を中心とした文化の一端を紹介したいと思います。
詳細情報(れきはくサイト)
【総合展示】 第6展示室「現代」 OPEN (H22.3.16)
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| 「戦争と平和」・「戦後の生活革命」 | ||
| 2010年3月16日(火) 12:00 オープン | ||
| 現在の日本と世界にさまざまな影響を与え続けているのが、1930年代から1970年代という時代です。人びとはどのようにその激動の時代を生きてきたのでしょうか。この時代の生活と文化、そしてそれを取り巻く社会と世界の動きについて、「戦争と平和」「戦後の生活革命」という二つの大きなテーマのもと、当時の生活用品や出版物のほか、映画・CM・ニュースなどの映像資料、復元模型やジオラマもふんだんに盛り込んで紹介します。なお、オープンから1年間は、隣接する展示室において、日本とアメリカ合衆国との間の「人びとの移動」をテーマにした特集展示を開催します。 | ||
【ミニ企画展示】 和宮ゆかりの雛かざり (『もの』からみる近世)
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| ■ 趣旨 | ||||||||||||||||||||
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幕末の動乱期、波乱にとんだ生涯を送ったことで知られる和宮は、仁孝天皇(にんこうてんのう)の第8皇女として生まれ、「公武合体」の証しとして文久元年(1861)14代将軍徳川家茂(とくがわいえもち)に降嫁しました。
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| ■ みどころ | ||||||||||||||||||||
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【くらしの植物園 特別企画】 冬の華・サザンカ
【趣 旨】
サザンカは日本を原産地とし、ツバキとともに冬枯れの季節に庭を彩る数少ない植物です。くらしの植物苑では、特別企画「季節の伝統植物」の一環として、2001年よりサザンカを収集し、展示してきました。このサザンカは、自生種に近い「サザンカ群」、獅子頭の実生またはその後代と考えられている「カンツバキ群」、サザンカとツバキの間で自然に出来た雑種またはその後代と考えられている「ハルサザンカ群」、「タゴトノツキ群」の4グループに大別されますが、花はグループごとに10月中頃から翌年2月にかけて上記の順に咲いていきます。これらの品種は、いずれも実生の変種から選抜されたもので、こうした品種を維持・普及する方法は、日本の園芸文化の大きな特徴といえます。
当苑では、人とサザンカの関わりを遺伝資源と文化的な資産の両面から着目し、生きた植物と歴史資料を併せて考察した成果を展示してきました。今年度の特別企画「季節の伝統植物」では、「育て方と楽しみ方」を共通テーマにしておりますが、「冬の華・サザンカ」では、花形・花の変化・名前の付け方・鉢植えの楽しみ方に注目しています。また、近代に作成されたサザンカの番付表を展示するとともに、苑内で人気投票を行い、その結果を番付表にして発表します。
【開催期間】 2009年12月1日(火)〜2010年1月31日(日)
【会 場】 国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑
【料 金】 個人(高校生以上) 100円
団体(20名以上) 50円
※小中学生は入苑無料です。
※毎週土曜日は高校生は入苑無料です。
【開苑時間】 9時30分〜16時30分 (入苑は16時まで)
【休苑日】 2009年12月7日(月)・14日(月)・21日(月)・27日(土)〜2010年1月4日(月)
12日(火)・18日(月)・25日(月)
【主 催】 国立歴史民俗博物館
【企画展示】 重要文化財 洛中洛外図屏風甲本公開
【趣旨】
京都の名所や四季の風物を描いた「洛中洛外図屏風」は、歴史資料としても価値が高く、中でも歴博の所蔵する「歴博甲本」は現存する最も古い作品で、16世紀前半の京都の様子がくわしく描かれていることで有名です。
毎年文化の日前後に原本の公開を行っていますが、一昨年から、近年判明してきた屏風の登場人物を紹介するミニ企画展示の形をとっています。今回は、新たに「屏風のヒロイン」を追加します。
好評をいただいているタッチパネルによる超拡大装置も設置しますので、細部までお楽しみいただくことができます。
※屏風の画像は「Webギャラリー」のページで、高精細画像にてご覧いただけます。
【開催期間】 2009年10月31日(土)〜11月15日(日)
【会 場】 国立歴史民俗博物館 第2展示室
【料 金】 一般 420(350)円
高校生・大学生 250(200)円
( )内は20名以上の団体
※小中学生は入館無料です。
※毎週土曜日は高校生は入館無料です。
【開館時間】 9時30分〜16時30分(入館は16時まで)
【休館日】 11月2日、9日
【主 催】 国立歴史民俗博物館
【くらしの植物苑 特別企画】 伝統の古典菊
【趣 旨】
菊は日本を代表する園芸植物の一つです。菊そのものは日本の在来植物ではありませんが、平安時代には宮廷で菊花の宴が流行していることから、律令文化とともに中国からもたらされたものと考えられています。平安・鎌倉時代には日本独自の美意識のなかから、花弁が筆先のようになる嵯峨菊や、花弁が垂れ下がる伊勢菊といわれる独特な菊をつくりだしました。また、菊は支配者層のなかで、宴に、美術工芸品に、不老不死のシンボルとして特権的地位を示すものになりました。近世以降は大衆化し、変化に富む園芸種の菊花壇や、菊細工の見せものが流行したと言われています。その隆盛に大きくかかわったのが、肥後菊と江戸菊です。
くらしの植物苑ではそれらの古典菊といわれる、嵯峨菊・伊勢菊・肥後菊・江戸菊を1999年から収集・展示し、昨年からは江戸菊の作法の仕立て方を踏襲すべく栽培を行ってきました。このたびの特別企画では、およそ100系統の様々な古典菊を展示するとともに、古典菊の展示法を写真パネルで紹介します。さらに、江戸菊が変化していく様子も見ていただく予定です。
【開催期間】 2009年11月3日〜11月29日
【会 場】 国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑 東屋周辺・温室
【ミニ企画展示】 『金箔と刺繍のきらめき―慶長小袖〜野村コレクションより〜』 ★「もの」からみる近世
当館が所蔵する「野村コレクション」とは、今日の染織史研究の礎を築いた一人として評価されている野村正治郎(1849〜1943年)が収集した服飾・装身具の一大コレクションです。このたびの展示は、その「野村コレクション」より慶長小袖を一堂に展示し、慶長小袖がまとめ見られる滅多にない機会となります。
【開催期間】 2009年9月15日(火)〜12月13日(日)
【会 場】 国立歴史民俗博物館 第3展示室(近世)副室
【料 金】 一般420(350)円
高校生・大学生250(200)円
中学生以下無料
( )内は20名以上の団体
※毎週土曜日は、高校生の入館が無料です。
【開館時間】 〜9月: 9時30分〜17時00分(入館は16時30分まで)
10月〜: 9時30分〜16時30分(入館は16時00分まで)
【休館日】 9月24日(木)、28日(月)
10月5日(月)、13日(火)、19日(月)、26日(月)
11月2日(月)、9日(月)、16日(月)、24日(火)、30日(月)
12月7日(月)
【主 催】 国立歴史民俗博物館
【企画展示】 縄文はいつから!? ―1万5千年前になにがおこったのか
近年の東アジアにおける考古学的新発見と年代測定などの研究の進展によって、縄文文化の位置づけは大きく変わってきています。炭素14年代測定による研究から、日本列島で最古の土器が約1万6000〜1万5000年前まで遡り、世界最古の土器の一つであることが分かってきました。この展示では、土器が誕生したころの自然環境や東アジアでの文化の動きを探り、日本列島での土器の出現を探ります。また、石器の変化や竪穴住居の出現、土偶・石偶などの精神文化の様子を探り、縄文文化の成立からその後の縄文文化の発展の道筋を探りたいと思います。
【開催期間】2 009年10月14日(水)〜2010年1月24日(日)
【会 場】 国立歴史民俗博物館 企画展示室A
【料 金】 一般 830(560)円
高校生・大学生 450(250)円
小・中学生 無料
( )内は20名以上の団体
※総合展示もあわせてご覧になれます。
※毎週土曜日は高校生は入館無料です。
【開館時間】 9時30分〜16時30分(入館は16時00分まで)
【休館日】 10月19日(月)・26日(月)
11月2日(月)・9日(月)・16日(月)・24日(火)・30日(月)
12月7日(月)・14日(月)・21日(月)・27日(日)〜2010年1月4日(月)
1月12日(火)・18日(月)
【主 催】 国立歴史民俗博物館








