人間文化研究機構とは

設立の経緯と目的

人間文化研究機構(人文機構/ NIHU)は、人間文化研究を推進する大学共同利用機関を支え、さらなる発展を図る法人として、2004年に設置されました。
現在の構成機関は、
 国立歴史民俗博物館(歴博)
 国文学研究資料館(国文研)
 国立国語研究所(国語研)
 国際日本文化研究センター(日文研)
 総合地球環境学研究所(地球研)
 国立民族学博物館(民博)
の6機関です。

 これら6つの機関は、それぞれの研究分野における国際的な中核研究拠点として、国内外の大学等研究機関、研究者と連携して、基盤的研究及び学際的研究の推進を目的としています。人文機構は、機構内の機関や機構外の大学等をつなぎ、人間文化研究に関する唯一の大学共同利用機関法人として、研究資源の構築、実証的研究、理論的研究を進めるとともに、自然科学との連携も含めた新しい研究領域の創成を目指し、人間文化に関わる総合的学術研究・発信に取り組んでいます。

設立の経緯と目的

大学共同利用機関とは

各研究分野における我が国の中核的研究拠点(COE)として、個別の大学では維持が困難な大規模な施設設備や膨大な資料・情報等を国内外の大学や研究機関等の研究者に提供し、それを通じて効果的な共同研究を実施する研究機関です。

大学共同利用研究教育アライアンス

大学共同利用機関とは

 

歴代機構長
初代
石井 米雄  平成16年4月1日~平成20年3月31日
2代
金田 章裕  平成20年4月1日~平成26年3月31日
3代
立本 成文  平成26年4月1日~平成30年3月31日
4代
平川 南   平成30年4月1日~令和4年3月31日
5代
木部 暢子  令和4年4月1日~現在

 

人文機構のミッションとビジョン

人文機構を構成する6つの大学共同利用機関は、それぞれの研究分野における国際的な中核研究拠点として国内外の大学等研究機関、研究者と連携して基盤的研究を深めるとともに、研究分野の枠を超えた学際的研究を実施しています。機構本部は、これら6機関の活動を支えるとともに、機関間及び機構の諸機関と機構外の機関をつなぎ、分野や組織を超えた新たな研究と研究資源の構築を促進しています。

▷ミッション

人文機構のミッションは、人間文化研究に関する唯一の大学共同利用機関法人として、人間とその文化を総合的に探究し、その探求を通じて、真の豊かさを問い、自然と人間の調和を図り、人類の存続と共生に貢献することです。

▷ビジョン

ミッションの実現に向けて、人文機構は、法人第4期(2022-2027年度)においては、人間文化の多様性と社会の動態を踏まえて社会の様々な課題を追究し、その解決を志向するとともに、人と自然が調和し、科学技術と人間性とが共存する未来社会を形成するための指針となる新しい価値観や人文知を提示することを目標としています。その達成のために、社会に開かれた新たな知の形成を目指して、2022年4月に人間文化研究創発センターを設置しました。センターでは、国内外の様々な人々との共創による開かれた人間文化研究という理念のもと、デジタル技術を用いた研究基盤を構築するとともに、その基盤を活用した共同研究を推進し、さらに社会の様々な人々との交流と協働の場としての「知のフォーラム」の形成、国際的なネットワーク形成に取り組んでいます。