【特集展示】 『伝統の朝顔』―館蔵資料にみる朝顔文化―(『もの』からみる近世)

【会 期】 平成22年8月3日(火)~8月29日(日)

【会 場】 国立歴史民俗博物館 第3展示室

 

本展示では前半で、三度の変化朝顔ブームの際に出された"朝顔図譜"・番付・朝顔書などを、後半では、朝顔にちなむ作品を、館蔵資料から展示します。

まず文化・文政期(1804~30年)に朝顔の突然変異を起こしやすい性質を利用して、変化朝顔をつくり、競い合うことが大坂・京都・江戸で流行し、栽培のマニュアル本までもが出されています。嘉永・安政期(1848~60年)には、周辺の都市・町にまで広がるブームとなりました。変化朝顔の品評会がしばしば開かれて、愛好者たちがその技を競い、その結果は番付や朝顔図譜などで刊行されました。しかし、こうした変化朝顔の栽培には、手間・暇・場所と一定の知識が必要だったので、評判にはなっても庶民が自ら栽培できるようなものではありません。むしろ多くの庶民が「変わらず」に愛し続けた朝顔は、色・形に違いはあるものの、誰にでもそれとわかるような朝顔でした。

 

 

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