【特集展示】 双六の小宇宙 (『もの』からみる近世)

【会 期】 2010年12月21日(火)~2011年1月30日(日)

【会 場】 国立歴史民俗博物館 第3展示室

 

【趣 旨】

サイコロを振り、出た目の数にしたがって「振り出し」から駒をすすめて「上がり」を目指す絵双六は、江戸時代、大衆的な出板を行う地本問屋の主要商品のひとつでした。絵双六の歴史は、仏教の十界の世界観にもとづく浄土双六が室町期に成立し、江戸時代に入り庶民層に普及、やがて道中双六や出世双六が生み出されたとされています。江戸後期になり錦絵に代表される木版多色刷りの技術が確立すると、絵双六は華やかさを加えるとともに、人気浮世絵師が筆を執って絵画性豊かなさまざまな主題のものが大量に生み出されました。

 

人生の栄達を主題とした出世双六、旅や行楽への関心の高まりとともに急増する道中双六や名所双六、あるいは百物語の流行による妖怪双六など、絵双六はそれぞれの時期の人々の関心の在処や世の中の流行を映し出す鏡でした。

 

本特集展示では国立歴史民俗博物館が所蔵する絵双六を、その形式(廻り双六、飛び双六、飛び廻り双六)にも留意しつつ、おもにその主題に注目して、江戸後期の多彩な都市文化の一端と、江戸後期の世相について考えるものです。

 

   詳細情報(歴博のサイト)