【特集展示】 「妖怪変化の時空」(『もの』からみる近世)

【会 期】 2011年8月2日(火)~9月4日(日)

【会 場】 国立歴史民俗博物館 第3展示室

 

【趣 旨】

近年、想像力のあり方や精神世界への関心の高まりとともに、怪異や妖怪文化が注目を集めています。今回の特集展示では「風聞(ふうぶん)と怪異・妖怪」「歌舞伎の中の怪談・妖怪」「妖怪絵巻の世界」「妖怪絵師列伝」の4つのテーマを設けて、関係する資料を展示します。

江戸時代の後期から明治にかけて、豊作や流行り病を予言する姫魚(ひめうお)と称する妖怪が出現したという噂が広まり、人びとの関心を集めました。「風聞と怪異・妖怪」では、世間で取り沙汰された風聞や世相を映し出した錦絵・摺物を紹介します。四代目鶴屋南北(つるやなんぼく)は、幽霊や妖術使いを作品の中に登場させて歌舞伎の世界に大きな影響を与えました。「歌舞伎の中の怪談・妖怪」では、錦絵の好画題となった、歌舞伎に登場する幽霊や妖怪に焦点を当てます。異様な姿をした妖怪たちが、夜間に列をなして移動するさまを描いた百鬼夜行絵巻は江戸時代に数多く制作されました。「妖怪絵巻の世界」では、百鬼夜行絵巻をはじめ妖怪を素材に描かれた絵巻を展示します。「妖怪絵師列伝」では、鳥山石燕(とりやませきえん)・歌川国芳・月岡芳年(つきおかよしとし)・河鍋暁斎(かわなべきょうさい)といった絵師を取り上げ、作品を紹介するとともにその系譜をたどります。

今回の特集展示では、怪異・妖怪文化の多彩な世界を浮き彫りにしたいと考えています。

 

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