書籍紹介

人間文化研究機構に所属している研究者の書籍を紹介します。

  • 【国際日本文化研究センター】

    11月02日

    2021-15

    対抗文化史 冷戦期日本の表現と運動

    編著:宇野田尚哉,坪井秀人

    出版社:大阪大学出版会(2021年10月)

    本書は2019年度に日文研で開催した共同研究会「東アジア冷戦下の日本における社会運動と文化生産」の成果の一つ。敗戦後から一九八〇年代までの東アジア冷戦下における対抗文化を文学・映画・思想・ポピュラーカルチュア等多様な領域から問い直すことを試みた。

  • 【国際日本文化研究センター】

    10月29日

    2021-14

    東アジアの王権と秩序―思想・宗教・儀礼を中心として

    著者:伊東 貴之

    出版社:汲古書院(2021年10月)

    日文研において、編者が主宰して、四年間に亘って開催された共同研究会の成果報告を兼ねた論文集。東アジアにおける王権と思想・宗教の関わり、儀礼的な側面などについて、比較史的・比較思想的なアプローチを試みた、総勢55名からなる大規模な集大成!⋯⋯。

  • 【国際日本文化研究センター】

    10月11日

    2021-12

    牧野守 在野の映画学 戦時下・戦後映画人との対話

    著者:近藤 和都、森田 のり子、大塚 英志 編

    出版社:太田出版(2021年1月)

    コロンビア大学・牧野コレクションの寄贈者である在野の映画史家・牧野守氏による戦時下記録映画監督のインタビュー記録を文字化、註釈・解説を付すとともに、同氏の映画研究の方法論や視座を論じる。

  • 【国際日本文化研究センター】

    10月11日

    2021-11

    恋する民俗学者2 田山花袋編

    著者:大塚 英志(原作)、中島 千晴(漫画)

    出版社:KADOKAWA(2021年3月)

    柳田國男の「歌の別れ」から日露戦争従軍まで「蒲団」誕生前夜の時代と、藤村、独歩ら柳田周辺の文学者たちの青春の終焉を花袋の視線から描く群像劇であり、少女マンガ形式による明治文学論。

  • 【国際日本文化研究センター】

    10月11日

    2021-10

    恋する民俗学者1 柳田國男編

    著者:大塚 英志(原作)、中島 千晴(漫画)

    出版社:KADOKAWA(2021年3月)

    民俗学者柳田國男の新体詩人としての時代を田山花袋との友情を軸に少女マンガ形式の特徴であるモノローグ部分に柳田や花袋の短歌・詩・書簡などを引用しつつ描く。いわゆる学習漫画でなく、少女マンガ上の技法上の実験でもある。