人間文化研究機構長
石井 米雄 *
 

 大学共同利用機関法人・人間文化研究機構は、自然環境をも視野に入れた人間文化に関する総合的研究の発展をめざして2004年(平成16年)4月に設立された研究組織で、国立歴史民俗博物館、国文学研究資料館、国際日本文化研究センター、総合地球環境学研究所および国立民族学博物館という5つの研究機関によって構成されています。機構所属の各研究機関は、それぞれがすでに行っている独自の領域を超えた研究協力が推進され、人間文化に関する幅広い総合的研究の一層の発展に貢献することが期待されています。本機構には、人文科学者のみならず、自然環境との関連における人間文化の把握をめざす自然科学者が参加しているという事実は、機構の目標とする研究の総合性・学際性を特徴的に示すものといえるでしょう。本機構の研究成果が、広く社会に還元されて、今世紀最大の課題である科学技術と人間文化の調和の実現に寄与できることを心から念願しております。