「HUMAN」 vol.01

【巻頭ビジュアル】 知の巨人 梅棹忠夫が見た世界

【インタビュー】 知の政治家と国のかたち 瀧井一博(国際日本文化研究センター)

 

[特集1] 梅棹忠夫とは何者だったのか

梅棹忠夫のあしあととひととなり 片倉もとこ(国際日本文化研究センター名誉教授)

梅棹忠夫の生態史観 樺山紘一(印刷博物館館長)

「知的生産の技術」の今 久保正敏(国立民族学博物館)

梅棹忠夫の「ビジョン力」 小長谷有紀(国立民族学博物館)

[特集2] 「知の役割 知のおもしろさ」を考える

【基調講演1】 世界の文化と日本の文化 ドナルド・キーン(コロンビア大学名誉教授)

【基調講演2】 批評と臨床 人文学と社会との距離について 鷲田清一(大阪大学総長)

【パネルディスカッション】 人間文化研究の現代的意義

歴史研究の愉しみと広がり 五味文彦(東京大学名誉教授)

古典文学研究のおもしろさ 田渕句実子(早稲田大学)

日本語学――おもしろさ・発見 シュテファン・カイザー(筑波大学名誉教授)

人と自然との共生 古澤巌(鳥取環境大学学長)

グローバリゼーションのなかの文化人類学 山本真鳥(法政大学)

自然科学の極北にある知 篠原徹(滋賀県立琵琶湖博物館館長)

【パネルディスカッション】 知の役割とは何か 司会:金田章裕(人間文化研究機構長)

[特集3] クジラをめぐる諸問題

多様性のなかのクジラ観 秋道智彌(総合地球環境学研究所)

「クジラと人間」を考える――先住民生存捕鯨の現場から 岸上伸啓(国立民族学博物館)

 

コラム1 世界各国の大学・学術行政

知の支援のお国ぶり:イギリス1 大﨑仁(人間文化研究機構長特別顧問)

コラム2 自然と人間の関係を考える

稲作漁撈民の文化と畑作牧畜民の文化 安田喜憲(国際日本文化研究センター)

人文学の最前線

民俗学者・小池淳一は挑む 小池淳一(国立歴史民俗博物館)

俳諧研究者・井田太郎は考える 井田太郎(国文学研究資料館)

 

※執筆者の肩書きは出版当時のものです

発行元
平凡社