第6回(2024年)
第6回受賞者 キャロル・グラック(Carol Gluck)氏
コロンビア大学歴史学教授(ジョージ・サンソム教授職)
第6回の日本研究国際賞は、コロンビア大学歴史学教授(ジョージ・サンソム教授職)のキャロル・グラック氏が受賞しました。
グラック氏は、グローバルな視点から、日本近現代史、国際関係史および歴史学と記憶について研究をされ、日本研究の国際的発展に多大な功績を残されました。そして、その研究は、最新の歴史研究をはじめ、文化研究、社会分析、さらに他の諸科学の理論を駆使し検証する学際的なものとなっています。くわえて、日本と米国との共同研究や大学を拠点とした学際的な教育プログラムなどを通じ、次代の育成にも注力し、世界の日本研究の主導的な役割を担う研究者を数多く輩出するとともに、アカデミアと社会との知的な架け橋としての役割も担ってこられたことなどが高く評価され、今回の受章となりました。
授賞式は、令和7年3月19日に日本学士院で開催され、終了後にグラック氏による記念講演「War Memory: Eighty Years On」が行われました。
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No.106 - キャロル・グラック氏が第6回日本研究国際賞を受賞



