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味の素食の文化センター・人間文化研究機構 共催シンポジウム「コーヒー文化の現在地 多様性と未来」

味の素食の文化センター・人間文化研究機構 共催シンポジウム「コーヒー文化の現在地 多様性と未来

開催日時:令和8(2026)年2月12日(木)18:00~21:00
会  場:TKPガーデンシティPREMIUM田町
     (東京都港区芝浦3-1-21 msb Tamachi 田町ステーションタワーS 4階 S401)
     https://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/gcp-tamachi/access/?ctid=ad_msa_kk0101
     およびオンライン(要事前申込)
定  員:会場150名/オンライン500名(手話通訳有り)
申込方法:下記Webフォームにて受付
     https://ws.formzu.net/dist/S65134661/
受付期間:令和8(2026)年1月13日(火)10:00
     ~令和8(2026)年2月11日(水)17:00   
     (定員になり次第終了します。) 
共催シンポジウムフライヤー

 味の素食の文化センターと人間文化研究機構は、食の文化に関するシンポジウムを2016年から連携して企画・開催してきました。本年のシンポジウムは「コーヒー」をテーマに、その多様な文化的・社会的側面について考える機会とします。

 コーヒーは、日常の飲み物として世界中で親しまれています。一方で、生産地の気候や土壌によって、その栽培や加工のあり方、焙煎の方法、飲み方に至るまで、さまざまに異なります。また、コーヒーの味覚や風味をめぐる表現、儀礼や習慣には、その土地の歴史や暮らしが色濃く反映されています。

 講演では、エチオピアやコロンビアなど代表的な生産地を取り上げ、栽培や流通の最新事情、現地の業者とのやり取りにおける工夫や苦労を紹介します。さらに、エチオピアのおもてなし文化を象徴する「コーヒーセレモニー」のデモンストレーションを行い、この日常的な儀式に関わるマナーやコミュニケーションの背景について解説します。

  後半のディスカッションでは、登壇者が一堂に会し、コーヒーに関わる多様な文化的営み、そしてそれらの変化と継承について語り合います。

 本シンポジウムは、コーヒーの流通・焙煎・販売に携わる専門家の視点から、コーヒー文化を通して世界の風土や人々の暮らし、文化のつながりについて思いを巡らせる機会としたいと考えています。私たちの日常に深く根ざした身近な飲み物であるコーヒーの背後に広がる文化の多様性に目を向け、その魅力と課題を共有する場となることを期待しています。

【登壇者】
小山 伸二(書肆梓 代表)
上𠮷原 和典(アタカ通商株式会社 取締役)
藤波 奈穂子(株式会社 lohas beans コーヒー事業部 生豆購買&営業マネージャー)
川瀬 慈(国立民族学博物館 教授)

【プログラム】
講演1:コーヒーから「世界」を考える
    小山 伸二(書肆梓 代表)

講演2:コーヒーの旅路 ━エチオピアから広がる世界
    上𠮷原 和典(アタカ通商株式会社 取締役)

講演3:コロンビア発、コーヒーの新時代━味わいと技術の進化
    藤波 奈穂子(株式会社 lohas beans コーヒー事業部 生豆購買&営業マネージャー)

デモンストレーション:エチオピアのコーヒーセレモニー 絆・もてなし・祝福の文化
           川瀬 慈(国立民族学博物館 教授)
           アベベ・サレシラシェ(NPO法人アデイアベバ・エチオピア協会代表)、他

トークセッション
     モデレータ:川瀬 慈
     パネリスト:小山 伸二、上𠮷原 和典、藤波 奈穂子、アベベ・サレシラシェ、他