人文機構シンポジウム

人文機構が中心となり、大学や多様な研究組織とも連携しながら、人間文化に係る最新の研究成果をテーマとしたシンポジウムを開催しています。 人文機構が持つ資料や研究成果を広く社会に公開・還元し、市民のみならず人間文化に関心をもつ研究者との交流と相互理解を促進します。

第34回人文機構シンポジウム 
国際シンポジウム「市民とともに地域を学ぶ-日本と台湾にみる地域文化の活用術」

日時:平成30年11月10日(土)13:00~17:30 (開場12:30)
会場:TEPIAホール (東京都港区北青山2-8-4)
    https://www.tepia.jp/access
●東京メトロ銀座線外苑前駅(3番出口)から徒歩4分、青山一丁目駅から徒歩9分
●都営大江戸線国立競技場駅から徒歩11分
●JR千駄ヶ谷駅、または信濃町駅から徒歩14分

主催:大学共同利用機関法人 人間文化研究機構
後援:文部科学省、日本博物館協会、日本台湾交流協会、朝日新聞社、毎日新聞社、産経新聞社
参加無料、日中同時通訳有/手話通訳有、要事前申込(定員250名)

趣旨:
 近年、地域文化を教育資源・観光資源として積極的に活用し、地域を活性化する試みが全国各地でおこなわれ、注目されています。日本では、市民と研究者、行政が信頼関係を構築しながら、地域文化の活用の実践的な取り組みが盛んにおこなわれるようになっています。
 台湾においても日本とは違った形で同様の活動が盛んにおこなわれています。台湾では、市民が主体となって、自身が育った地域コミュニティの文化を再発見し、保存、活用する試みが盛んにおこなわれ、その活動を多くの人々が体感しに訪れる「場」が創出されています。
 本シンポジウムでは、日本と台湾における地域文化の活用を比較し、市民が主体となった地域文化の活用術について考えます。豊かな地域社会の創出には、地域で育まれた地域文化は欠かせません。この地域文化を私たちはどのように受け継ぎながら活用し、次の世代へと伝えるのか。本シンポジウムでは参加者の皆さんと日本と台湾の事例をみながら、一緒に考えていきたいと思います。

 

プログラム:
13:00 開会
    総合司会:中静透(総合地球環境学研究所 特任教授)
    開会挨拶:小池淳一(国立歴史民俗博物館 教授)

13:05 基調講演
    博物館と市民が参加する町づくり―台湾博物館事業40年間に対する観察と考察
    呂理政 Lu, Li-Cheng(国立台湾歴史博物館 元館長)

13:55 講演1
    台湾における平埔族の博物館資源活用と文化表象の構築―シラヤ族を事例として
    呂怡屏 Lu, Yi-ping(総合研究大学院大学文化科学研究科地域文化学専攻)

14:20 講演2
    地域住民とともに「文化遺産」を作り出す:台湾大渓博物館の事例報告
    邱君妮 Chiu, Chun-ni(総合研究大学院大学文化科学研究科比較文化学専攻)

    — 休憩(10 分)—

14:55 講演3
    言語学者を活用する ―宮崎県椎葉村と国語研の取り組み―
    原田走一郎(長崎大学 准教授)

15:20 講演4
    被災した家財の資料化作業を通して地域をみつめる ―宮城県気仙沼市の事例から
    葉山茂(人間文化研究機構総合人間文化研究推進センター 研究員/国立歴史民俗博物館 特任助教)

15:45 講演5
    福島第一原子力発電所事故と地域歴史資料の保全・継承
    西村慎太郎(国文学研究資料館 准教授)

    — 休憩(10 分)—

16:20 総合討論
    市民とともに地域文化を活用する
    コーディネータ/黄貞燕 Haung, Jan-Yen(国立台北芸術大学博物館 助教授)
           日髙真吾(国立民族学博物館 准教授)
    パネリスト/呂怡屏・邱君妮・原田走一郎・葉山茂・西村慎太郎 

17:25 閉会挨拶/木部暢子(国立国語研究所 教授/副所長)

17:30 閉会

 

申込方法
こちらからお申込みください。
定員に達した時点で締め切ります。

お問合せ
E-mail nihu-sympo34@adthree.net
電話番号:03-5925-2840

人文機構ニューズレターのご案内
人間文化研究機構では、「人文機構ニューズレター」(メール配信)で今後のイベントなどの情報をお知らせしています。
「人文機構ニューズレター」の受け取りを希望される方は、以下のサイト(「まぐまぐ!」のサイト)にメールアドレスを入力して、登録してください。
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第33回人文機構シンポジウム  鹿児島大学・人間文化研究機構協定締結記念シンポジウム 「鹿児島の歴史再発見-新しい地域文化像を求めて-」

第32回人文機構シンポジウム  「人文知による情報と知の体系化~異分野融合で何をつくるか~」 (機構合同シンポジウム)

データから情報へ。情報から知へ。知の触発によって見えるものは何か。大学共同利用機関法人である人間文化研究機構と情報・システム研究機構は、これまで、両機構の連携・協力による共同研究を行ってまいりました。
本年度、両機構は、連携・協力推進に関する協定を締結し、文理融合研究をさらに進めていくことを確認いたしました。今回の連携・協力推進協定締結を機に、さらに新たな知の創造、異分野融合の促進、新領域の創出を推進してまいります。
本シンポジウムによって、両機構が、文と理にまたがる多様な分野で、興味深い、先進的な研究に取り組んでいることを実感していただきたいと思います。多数の皆さまのご来場をお待ちしております。

第31回人文機構シンポジウム  「エコヘルス;生き方を考える-環境・健康・長寿-」

「肩こり」は、日本では精神的ストレスや社会的環境と結び付いた健康問題ととらえられますが、西欧ではそのような考え方は一般的ではありません。時代や場所によって「健康」の考え方は変わります。心身ともに健やかで社会的にも満たされた状態ととらえる人もいれば、様々な手段で維持、増進するものと考える人もいるでしょう。
このシンポジウムでは、医学書の歴史、食の役割と食文化、環境と健康、公衆衛生と人間の生態学など様々な視点から、時代と場所を越えて「健康」とは何かを考えます。

エコヘルスとは?
「エコヘルス」は、従来は医療や疾病研究の視点で捉えられてきた「健康」を、社会変容と環境変化が急速に進む近現代における、暮らしや生態環境、生業、食生活等との関わりから探求しようとする新たな研究の視座です。

第30回人文機構シンポジウム  海の向こうの日本文化 ‐その価値と活用を考える-【平成29年12月8日 要旨集を追加しました】

シーボルトが日本で収集し、ヨーロッパに持ち帰った膨大な美術工芸品など、海外の研究機関等には多くの日本の歴史的資料が収蔵されています。人間文化研究機構では、これらの日本関連在外資料の調査研究をすすめています。今回のシンポジウムでは、九州各地に関係する最新の研究成果を紹介します。そして、新たな観光資源の発見につなげるための研究成果の発信、共有のあり方について、また地域振興に資する研究成果の活用の方法について、日本関連在外資料を例に研究者と観光業界、行政関係者がともに考えます。

第29回人文機構シンポジウム  和食文化の多様性-日本列島の食文化を考える-

日本列島の食やその文化は、地域によりさまざまであり、また常に変化し続けてきました。このシンポジウムでは、日本列島の食を、歴史や風土、儀礼などの視点から紐解き、その多様なありようと、日本の食卓の「これから」を学術的な視点から考えてみます。

第28回人文機構シンポジウム  妖怪空間―でそうな場所― 【9月8日 要旨集を追加しました】

妖怪が出没するのは里山や奥山だけではありません。昨年他界した水木しげる氏は、妖怪のすみかを都市空間にも広げる視点を開きました。身近な生活の場に姿を現わす妖怪たちは、いったいどこからやってくるのでしょうか。
このシンポジウムでは、妖怪のすみかや異界への出入り口について、身体・家・街という視点から考えます。そして、歴史学、文学、民俗学などの成果をもとに史資料や絵画資料から解き明かし、妖怪という心象が形成された歴史的な背景や意味を浮き彫りにします。

第26回人文機構シンポジウム  苦悩する中東

第25回人文機構シンポジウム  グローバル・インドのいま―経済発展と民主政治

第24回人文機構シンポジウム  世界の中の日本研究―京都から語る―

第23回人文機構シンポジウム  高齢期のウェルビーイングと多様な住まい方

第22回人文機構シンポジウム  画像資料による日本人移民への新視点―満州・ブラジル・南洋

第21回人文機構シンポジウム  海を渡った日本語

第20回人文機構シンポジウム  コモンズ:豊かさのために分かちあう

第19回人文機構シンポジウム  日中国交正常化40周年シンポジウム―日中「歴史の変わり目」をどう考えるか 未来をどう切り開くか