書籍紹介
人間文化研究機構に所属している研究者の書籍を紹介します。
【国立国語研究所】
03月16日
日本語研究と言語理論から見た言語類型論
著者:窪薗晴夫 野田尚史 プラシャント・パルデシ 松本曜(いずれも編者)
出版社:株式会社開拓社(2021年2月)
本書は、個別言語としての日本語の研究と一般言語学・言語類型論との架け橋を目指して、言語の類型を日本語と言語理論の視点から考察したものである。
【国際日本文化研究センター】
03月16日
ハンス・キュングと宗教間対話 人間性をめぐるその神学的軌跡
著者:藤本憲正
出版社:三恵社(2021年3月)
20世紀のキリスト教神学は、どのような方向に進んできたのだろうか。本書は、スイス出身のカトリック神学者ハンス・キュング(Hans Küng 1928-)が、宗教間対話に取り組む中で探求してきた「人間性」(Menschlichkeit)の意味を、神学や政治学の側面から明らかにしようと試みている。
【国際日本文化研究センター】
03月16日
環太平洋から「日本研究」を考える
著者:「国際日本研究」コンソーシアム編
出版社:国際日本文化研究センター(2021年3月)
「国際日本研究」コンソーシアム記録集の第4弾。コロナ禍直前の2019年12月、台湾、韓国、インドネシア、ニュージーランド、オーストラリア、ハワイ、そして日本の研究者が一堂に集い交わした議論を収録。「日本研究」をめぐる環太平洋学術交流の可能性を展望する。
こちらの書籍は、日文研オープンアクセスにおいてオンライン公開しております。
http://id.nii.ac.jp/1368/00007596【国立国語研究所】
01月12日
顕在化する多言語社会日本 多言語状況の的確な把握と理解のために
著者:福永由佳
出版社:株式会社三元社(2020年12月)
多言語状況はたんに記述されるためにあるわけではない。本書では、日本社会の過去・現在の現象や制度に埋め込まれている意識やイデオロギーの内実を注視し、いかなる多言語社会を目指すのかを考察する。
【国立国語研究所】
12月18日
成人教育(adult education)としての日本語教育:在日パキスタン人コミュニティの言語使用・言語学習のリアリティから考える
著者:福永由佳
出版社:株式会社ココ出版(2020年10月)
在日外国人コミュニティにおいては、どのようにことばが使用され、学習されているのか。本書では、日本人家族を含む在日パキスタン人コミュニティに焦点を当て、その問いに量的・質的の両面からアプローチする。