書籍紹介

人間文化研究機構に所属している研究者の書籍を紹介します。

  • 【国際日本文化研究センター】

    04月08日

    2022-02

    帝国のはざまを生きる 交錯する国境、人の移動、アイデンティティ

    編 者:蘭 信三、松田 利彦、李 洪章、原 佑介、坂部 晶子、八尾 祥平

    出版社:みずき書林(2022年3月)

    〈帝国のはざまを生きる〉という視角から「大日本帝国」崩壊後の東アジア社会における脱植民地化やポストコロニアル状況を考察する日文研共同研究の成果論集。複数帝国のはざまでその巨大な力に立ち向かい、あるいはすり抜ける主体としての民衆に注目する。

  • 【国際日本文化研究センター】

    04月08日

    2021-29

    狙われた身体 病いと妖怪とジェンダー

    著 者:安井 眞奈美

    出版社:平凡社(2022年2月)

    新型コロナウイルスは「見えない敵」と比喩されるが、古くから病いや痛みは、身体を狙う敵として錦絵や妖怪画などに描かれた。本書は「狙われる」身体という視点から、人々が危険に向き合い対処してきた様子を、人類学や民俗学、ジェンダー研究の視点から解明する。

  • 【国際日本文化研究センター】

    04月08日

    2021-28

    西川祐信『正徳ひな形』 - 影印・注釈・研究 -

    編 者:石上 阿希、加茂 瑞穂

    出版社:臨川書店(2022年2月)

    江戸時代における小袖のデザイン参考本として広く活用された雛形本。京の書肆八文字屋と浮世絵師西川祐信が手がけ、明治の世にまで大きな影響を与えながらも現存のきわめて少ない『正徳ひな形』(正徳3年/1714)を影印・翻刻・注釈編、論文編の二部構成によって詳説。

  • 【国際日本文化研究センター】

    03月09日

    2021-27

    戦後日本の傷跡

    編 集:坪井 秀人

    出版社:臨川書店(2022年2月)

    傷跡――いまだ終わらない、完結しない過去、癒しがたく忘却することのできない経験が現在に息づく、現在進行形の語りによって語られる、過去の時間と現在の時間が交錯する場所。戦争経験の傷跡を生き続けたアジアと日本の戦後社会を考察した24本の論考を収録。

  • 【人間文化研究機構本部】  

    03月08日

    2021-26

    地域歴史文化継承ガイドブック 付・全国資料ネット総覧

    監修:人間文化研究機構「歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネット」

    編集:天野 真志、後藤 真

    出版社:文学通信(2022年3月)

    地域の歴史や文化の、何をどう守り伝えていけばいいのか。最新の研究と実践からその方法を紹介する入門書。自治体、博物館、文書館、図書館、また地域資料の災害対策、保存・継承に興味のある方必携!