書籍紹介

人間文化研究機構に所属している研究者の書籍を紹介します。

  • 【国際日本文化研究センター】

    04月08日

    2021-28

    西川祐信『正徳ひな形』 - 影印・注釈・研究 -

    編 者:石上 阿希、加茂 瑞穂

    出版社:臨川書店(2022年2月)

    江戸時代における小袖のデザイン参考本として広く活用された雛形本。京の書肆八文字屋と浮世絵師西川祐信が手がけ、明治の世にまで大きな影響を与えながらも現存のきわめて少ない『正徳ひな形』(正徳3年/1714)を影印・翻刻・注釈編、論文編の二部構成によって詳説。

  • 【国際日本文化研究センター】

    03月09日

    2021-27

    戦後日本の傷跡

    編 集:坪井 秀人

    出版社:臨川書店(2022年2月)

    傷跡――いまだ終わらない、完結しない過去、癒しがたく忘却することのできない経験が現在に息づく、現在進行形の語りによって語られる、過去の時間と現在の時間が交錯する場所。戦争経験の傷跡を生き続けたアジアと日本の戦後社会を考察した24本の論考を収録。

  • 【人間文化研究機構本部】  

    03月08日

    2021-26

    地域歴史文化継承ガイドブック 付・全国資料ネット総覧

    監修:人間文化研究機構「歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネット」

    編集:天野 真志、後藤 真

    出版社:文学通信(2022年3月)

    地域の歴史や文化の、何をどう守り伝えていけばいいのか。最新の研究と実践からその方法を紹介する入門書。自治体、博物館、文書館、図書館、また地域資料の災害対策、保存・継承に興味のある方必携!

  • 【国際日本文化研究センター】

    03月02日

    2021-25

    東アジアにおける哲学の生成と発展 間文化の視点から

    編著者 : 廖 欽彬、伊東 貴之、河合 一樹、山村 奨

    出版社 : 法政大学出版局(2022年2月)

    近代において、西洋文明やその学問と遭遇した東アジアの知識人たちは、様々な葛藤を経て、如何に独自の哲学を構築し得たのか。また、今日、東アジアから、如何なる世界哲学を構想し、発信することが可能なのか。日文研における共同研究会の画期的な成果。

  • 【国際日本文化研究センター】

    02月08日

    2021-24

    物語消費論「ビックリマン」の神話学

    著者:大塚 英志

    出版社:星海社(2021年7月)

    本書は1989年に刊行された同名書籍の復刻版である。
    当時はマーケティング理論として転用されたが、 Marc Steinberg による抄訳「World and variation: The reproduction and consumption of narrative」(『Mechademia』5-1,2010)以降、海外でメディアミックス論やファン参加論として引用、言及が多数なされるようになり、日本語版を復刻した。