書籍紹介
人間文化研究機構に所属している研究者の書籍を紹介します。
【国際日本文化研究センター】
12月13日
2021-21
禍いの大衆文化 天災・疫病・怪異
著者:小松 和彦 編
出版社:KADOKAWA(2021年7月)
古代から現代に至るまで、大衆を無名の作者と位置づけ、地震、火事、疫病などの「禍 (わざわ)い」に襲われた人々が生み出した、文学 ・絵画 ・芸能 ・信仰を解き明かす。『日本大衆文化史』に続く、「日文研大衆文化研究叢書」シリーズの第2弾。
【国際日本文化研究センター】
12月13日
2021-20
身体の大衆文化 描く・着る・歌う
著者:安井 眞奈美、エルナンデス・アルバロ 編
出版社:KADOKAWA(2021年11月)
春画や車椅子、盆踊りなどから、身体にまつわる大衆文化を、「メディア」という視点から捉える。コロナ禍で、テレワークやビデオ通話などが急激に普及し、身体との向き合い方に変化が起こっているまさに今、読みたい1冊。「日文研大衆文化研究叢書」シリーズの第3弾。
【国際日本文化研究センター】
12月13日
2021-19
〈キャラクター〉の大衆文化 伝承・芸能・世界
著者:荒木 浩、前川 志織、木場 貴俊 編
出版社:KADOKAWA(2021年11月)
日本の大衆文化のコアといえる「キャラクター」を、古今の様々な事例から論じる。日本人の美人観、戦隊ヒーローと古典芸能、映画「シン・ゴジラ」と古代神話、等々、大衆文化や創作文化を考えるうえで重要なテーマに迫る。「日文研大衆文化研究叢書」シリーズの第4弾。
【国際日本文化研究センター】
11月30日
2021-18
差別の構造と国民国家 ――宗教と公共性
著者:「国際日本研究」コンソーシアム編
監修:磯前 順一、吉村 智博、浅居 明彦
編集:上村 静、茢田 真司、川村 覚文、関口 寛、寺戸 淳子、山本 昭宏
出版社:法藏館(2021年11月)
なぜ、私たちは差別されるのかではなく、なぜ、私たちは差別するのかへ。社会秩序の形成こそが差別を不可欠なものとする。だとすれば、差別は社会全体の問題となる。多角的立場から固定化された差別観を覆し、宗教に内在する秩序と差別の構造に迫るシリーズ第一弾。
【国際日本文化研究センター】
11月11日
2021-16
音と耳から考える 歴史・身体・テクノロジー
編著:細川 周平
出版社:アルテスパブリッシング(2021年10月)
本書は日文研にて2017年度から3年にわたって開催された共同研究会の成果で、音響と聴覚に関する日本初の論集だ。水中音から温泉地まで、補聴器からゲームまで、ちんどん屋からサウンド・アートまで、浅草から福島まで、祭礼から爆撃音まで、話題は非常に広い。