書籍紹介

人間文化研究機構に所属している研究者の書籍を紹介します。

  • 【国際日本文化研究センター】

    10月11日

    2021-09

    日本大衆文化アンソロジー

    著者:日文研大衆文化研究プロジェクト 編

    出版社:太田出版(2021年2月)

    「日本大衆文化論」副読本として編集。大衆文化に関する多様な議論を抄録、解説を付し編集したアンソロジー。読者参加や「素人」の表現など「群れとしての作者」が大衆文化を生み出す仕組みについての論考を集める。

  • 【国際日本文化研究センター】

    10月11日

    2021-08

    まんが訳 稲生物怪録

    著者:大塚 英志(監修)、山本 忠宏(編)

    出版社:筑摩書房(2021年10月)

    日文研所蔵絵巻を「コマ」によるまんが形式に翻訳し、全く新しい「絵巻」の鑑賞形式を提案するプロジェクトの第2弾。絵巻の中の一つ一つの表情、仕草、アイテムの意味も鮮明になり、同時に絵巻の物語性も浮かび上がる。

  • 【国際日本文化研究センター】

    10月11日

    2021-07

    文学国語入門

    著者:大塚 英志

    出版社:星海社(2020年10月)

    新指導要領を逆説的に読み起こしながら「文学国語」に求められる課題とは「他者」理解の手段としての文学であり、それを達成するにはむしろ近代小説の徹底した「読み」が必要だと説く。

  • 【国際日本文化研究センター】

    10月11日

    2021-06

    運動としての大衆文化-協働・ファン・文化工作

    著者:大塚 英志 編

    出版社:水声社(2021年9月)

    大衆文化を作者論・作品論・ジャンル論から解放し歴史や社会を通底する「運動」として捉えることで、SNS の民意形成、戦時下の参加型ファシズムなどの文化工作、社会運動としての民俗学、オタク文化の2次創作といった各論を包括する視座を提示。

  • 【国際日本文化研究センター】

    10月11日

    2021-05

    シン・モノガタリ・ショウヒ・ロン 歴史・陰謀・労働・疎外

    著者:大塚 英志

    出版社:星海社(2021年8月)

    1989年に刊行、後に英訳、されファン参加文化論として引用される「物語消費論」の全面的な書き直し。オンライン上の参加型文化に搾取・疎外といった、古典的でありかつ、新しい労働問題の所在を見る。