第5回人文知応援大会
日時:2025年2月23日(日)13:30~17:00
会場: 一橋講堂(東京都千代田区一ツ橋2-1-2)及びオンライン
主催:大学共同利用機関法人 人間文化研究機構/一般社団法人 人文知応援フォーラム
【大会趣旨】
人工知能(AI)の発達の高度化は、予想をはるかに上回る速度で進み、目的達成に向けてのスピードや正確さの点で、人間の能力を大きく上回ることが期待されています。同時にそれを如何にして人間にとって安全で信頼できるものとするかにも関心が集まっています。取り分け生成AIの登場により、AIに如何にして人間の目標や価値観を埋め込んで、AIの有用性や信頼性を保つようにコントロールできるかの課題(アラインメント)の重要性が浮き彫りにされ、さまざまな議論がなされています。
このアラインメントを有効たらしめる上で重要なのは、AI関連のテクノロジーの進歩だけではありません。人間自身が、長きにわたって発達させ、蓄積してきた知識や知恵、美意識や価値観、身体性などをいかに有機的に整理して、人間の人間たる所以、言い換えれば「人は何のために生きているのか」、「何を幸せと思うか」についての認識を深めることです。そこで力を発揮するのが「人文知」であるとともに、日本人の思想や感性もまた重要なヒントを与えるでしょう。
【動画1】この動画は、2025年2月23日(日)に開催されたシンポジウムの録画です。
【動画1プログラム】
0:00:00 開会
総合司会:渡辺 美代子 (人文知応援フォーラム理事)
0:01:03 開会挨拶 大原 謙一郎(人文知応援フォーラム代表理事)
0:08:00 開会挨拶 木部 暢子(人間文化研究機構長)
0:19:34 基調講演 茂木 健一郎(脳科学者、東京大学大学院 特任教授)
「人工知能のアラインメントにおける人文知~『IKIGAI』への反響に学ぶ~」
「人工知能のアラインメントにおける人文知~『IKIGAI』への反響に学ぶ~」
【動画2】この動画は、2025年2月23日(日)に開催されたシンポジウムの録画です。
【動画2プログラム】
0:00:00 パネル討論「人工知能のアラインメントにおける人文知~真に役立つAIのために~」
〈ファシリテーター〉
茂木 健一郎(脳科学者、東京大学大学院 特任教授)
〈討論参加者〉
池上 高志(東京大学大学院総合文化研究科 教授)
磯野 真穂(東京科学大学(前・東京工業大学)リベラルアーツ教育研究院 教授)
伊藤 穰一(学校法人千葉工業大学 学長)
中島 さち子(株式会社steAm 代表取締役)
浅原 正幸(国立国語研究所 教授)
2:18:14 閉会挨拶・大会宣言 近藤 誠一(人文知応援フォーラム代表理事)