最新情報

定期的に講演会やシンポジウムを行っています。

【地球研】2018年度オープンハウス

  • 2018年07月27日

総合地球環境学研究所(地球研)は、一般の方に地球研の活動を紹介するオープンハウス(一般公開)を実施いたします。
イベント内容など詳細につきましては、特設ホームページをご覧ください。

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【日文研】第14回 日文研・アイハウス連携フォーラム「日系ブラジル社会の集い―カラ オケ、映画、俳句」

  • 2018年07月27日

 1908 年(明治 41 年)に日本人のブラジル移住が始まってから 110 年。ブラジル日系人社会は、今日世界最大の日系コミュニティにまで成長しました。この間、日系ブラジル移民たちは、生業である農業・商工業などに従事する一方で、楽しみを求めて集い、マイノリティとしての生活の拠りどころとしてきました。そうした集いは一般社会に対する心理防衛的な意味を持つとともに、母国とつながり、情報を得る場、あるいは日本語で自己を表現し、子孫とつながる場として、重要な役割を果たしてきました。
 本講演では、1910~20 年代から記録が残る句会や映画上映会、1950 年代から 30 数年にわたり運営されてきた日本映画専門館、さらには 1950 年代以降盛んになったのど自慢大会やその発展形であるカラオケ大会などさまざまな歌謡の会を例に、移民たちの「集い」について考察します。
*発表は日本語のみ

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展示

【歴博】くらしの植物苑特別企画「伝統の朝顔」

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朝顔は古くから多くの人々に親しまれてきました。特に江戸時代以降になると、文化・文政・天保期、嘉永・安政期、明治・大正期など、繰り返し朝顔ブームが訪れ、そのたびに葉と花の多様な変化や組み合わせを楽しむ変化朝顔(参考「豆知識」)がつくり出されてきました。これは今日の遺伝学でいう突然変異を見つけ出し、系統として確立するという、世界的に見ても特異なもので、特に幕末頃には多くの品種がつくり出されていたようです。しかし、それらの中には、残念ながら単純な大輪朝顔の人気に圧倒されて、あまり知られることなく絶えてしまったものもあります。ただし、広くは栽培されなかったものの、一部の愛好家の努力によって大切に保存され、現在に伝えられたものも少なくありません。

そこで、江戸時代以降の独創的な知識と技術を駆使してつくり上げられた伝統の朝顔を広く知っていただき、人と植物との関わりを見るべく、本館では 1999 年以降、歴史資料としてこれらの朝顔を展示してきました。とくに今回は、近代における変化朝顔の再興や大輪朝顔の人気沸騰に焦点をあてた 2016 年開催の「近代の朝顔ブーム」に続く「続・近代の朝顔ブーム」をテーマとし、栽培家による版画を用いた『朝顔会報』の成り立ちとその特徴や、近代の交配・育種法の普及、朝顔を用いたメンデル遺伝の研究史について、それぞれパネルで紹介をおこないます。

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【歴博】企画展示「ニッポンおみやげ博物誌」

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本展は、近世から近・現代にかけて展開してきた「おみやげ」という贈答文化とその背景と なる旅と観光の様相を、主に国立歴史民俗博物館が所蔵する資料を通して紹介します。 

国民すべてが一年に一度以上、旅行に行くとされる現代においては、おみやげの贈答もま た、日常的なやりとりの一つとなっています。本展では、おみやげが生まれる場所とその特 質、おみやげと旅を経験する人々との関係、そして旅の果てにたどりつくおみやげの行方に 注目していきます。 

また「おみやげ」のコレクションを通して、日本人における人とモノと物語のつながりも問 い直します。人はなぜ、おみやげを集めるのか、おみやげのコレクションからは、日本文化 のどのような特質が見えてくるのか。本展では資料約 1300 点を展示し、さまざまな「おみや げ」の変遷や背景をたどります。 

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通常展示「書物で見る 日本古典文学史」

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展示名:通常展示「書物で見る 日本古典文学史」

会 期:平成30年6月11日(月)~9月15日(土)

休室日:日曜日・祝日・夏季一斉休業に伴う休室日(8月11~15日)、
展示室整備日(6月27日、30日、7月11日、8月8日)

開室時間:午前10時~午後4時30分 ※入場は午後4時まで

場 所:国文学研究資料館1階 展示室

入場無料

主 催:国文学研究資料館

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【歴博】第 4 展示室特集展示「お化け暦と略縁起-くらしのなかの文字文化-」

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お化け暦(ごよみ)と聞くと、幽霊や妖怪の出現する場所や日時が記されたカレンダーと期待する人もあるかもしれません。明治時代、それまで使われてきた太陰太陽暦(いわゆる旧暦)が廃止され、新たに太陽暦が採用されると、旧暦に従って営まれていた生業や生活にはかなりの混乱が生じました。旧暦は月の満ち欠け、潮の干満と連動しており、さらに日時方角などの吉凶を示すさまざまな暦注が記されていて人びとはそれを目安に仕事をしたり、冠婚葬祭を営んだりしていましたが、明治6年の太陽暦採用はそうした生活の基盤を根こそぎくつがえしてしまいました。それによって生じた不便さを乗り越えるために、政府から認められない秘密出版で、旧暦を記載した暦が数多く送り出されたのです。秘密出版であるために発行者名に偽名が用いられていることが多く、その責任のありかがぼかしてあったために「お化け」と呼ばれたのです。こうした生活に密着していながら、おおやけには認められなかった暦を取りあげ、そのバリエーションと生活の中での位置づけについて考えてみます。民俗研究は一般に文字記録によらないさまざまな言い伝え、伝承を対象とするものですが、実は暦に代表されるような生活に密着した文字情報と深く結びついていました。そのありさまを、さまざな角度から考えます。

また、そうした生活のなかに伝えられてきた情報が文字に記される機会は江戸時代に既にかなり多くありました。それは、教育の浸透によって多くの人びとが文字を読み書きできたからと考えられます。そうした高い識字率に支えられて多くの出版物が流通したわけですが、分厚い書籍も数多く出版された一方で、一枚刷りの紙片や数ページに過ぎない印刷物もくらしのなかで一定の役割を果たしていました。そうした前近代の文字と生活との接点にあたるものとして次に、略縁起(りゃくえんぎ)という出版物を取りあげます。これは寺社などの由来沿革を文字に記したもので、寺社に詣でる人や開帳などに詰めかける人に配布された一種のパンフレットです。そこにはごく簡単に寺や神社、宝物に関する歴史や説話が紹介されています。絵を伴うものもあり、今日でも有名寺社で同じようなものを手にする機会は多くあります。そしてそこにはわれわれが求める歴史や文化に関する情報がコンパクトに盛りこまれています。江戸時代から盛んに刊行された略縁起を軸に人びとの歴史や文化の知識、さらには神仏などへの期待についての理解を深めます。

今回の展示では、近世期に広く版行された略縁起と、近代に旧暦を温存した「お化け暦(ごよみ)」を中心に、関連する写真パネルなどとともに展示し、生活のなかでの文字文化の位相について考えていきたいと思います。

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