最新情報

定期的に講演会やシンポジウムを行っています。

第35回人文機構シンポジウム  レクチャーコンサート 「中東と日本をつなぐ音の道(サウンドロード)―音楽から地球社会の共生を考える」

  • 2019年03月23日- 2019年03月23日

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【歴博】歴博映像フォーラム13「二五穴-水と米を巡る人びとの過去・現在・未来-」

  • 2019年03月02日- 2019年03月02日

「二五穴」は千葉県房総丘陵の小櫃川(おびつがわ)周辺に作られたトンネル状の用水路で、トンネルの大きさが「二尺五尺」(およそ60cm×150cm)であることから「二五穴」と呼ばれます。江戸時代の終わり頃から作られ始め、現在も利用されています。ひとつのトンネルは、長いもので200~700mあり、全てのトンネルをつなぐと、全長は10kmにもなります。歴博では、研究プロジェクト「日本の中山間地域における人と自然の文化誌」(H23-25年度)を立ち上げて、近世史(文献)・民俗学・生態人類学・生物学・地質学・考古学などの多様な研究分野による研究者で、二五穴について調査をおこなってきました。その成果は、これまでも展示・講演会・論文・エッセイなどで発信してきました。しかしそれだけでは、研究者・調査者の一方的な情報提供に偏ってしまいます。地域の未来を担う人々に研究成果を活用してもらうには、どうしたらよいのでしょうか。私たちは地域の歴史を残すために、地域の人びととの「協働」作業として映像を制作できないだろうかと考え、二五穴についての研究映像を制作することにしました。本フォーラムでは、二五穴について異なる視点から制作した2種類の映像を上映し、映像が、地域の記憶と思いと期待を紡ぎ、地域力、地元力を育む力になりうるか、考えてみたいと思います。

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【日文研】第16 回 日文研・アイハウス連携フォーラム「明治日本オリンピック事始め~スポーツ文明論試論」

  • 2019年02月20日- 2019年02月20日

幕末に欧米列強と不平等な条約を結んだ日本。その後、領事裁判権の撤廃、北清事変への列強との共同出兵、日英同盟の締結、対露戦の勝利、関税自主権の回復等により、建前上は「文明国=一等国」となったものの、形式上の「対等」と実際の「対等」は別、というのが国際社会の厳しい現実でした。「新参者」日本が国際社会で対等を獲得できる場が存在したとすれば、それは同一ルールが適用されるスポーツの場、その頂点に立つオリンピックという舞台でした。近代オリンピックへの参加こそ、世界の「文明国」の仲間入りを果たした証しと考えることができます。本講演では、日本の1912 年ストックホルム大会参加への道程を文明の視点から考察します。
*発表は日本語のみ

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第14回人間文化研究情報資源共有化研究会

  • 2019年02月15日- 2019年02月15日

人間文化研究機構において第 3 期の nihuINT が公開されて、2 年が経過した。人文学の研究データ を取り巻く状況は、データ基盤の整備状況や、オープンデータの動向、人文学の「危機」といった議論 を含め、大きく変化しつつある。そのような状況の中で、人間文化研究機構が持つべきデータ、持つべ きシステムとはどのようなものであるべきか、次のステップのための議論をさらに深めなければならな い。本研究会では、nihuINT のありようそのものから含め、「ゼロベース」での議論を行い、人間文化 研究機構のみならず、人文学が持つデータの形式・保持方法・利用方法などについて、様々な見地から 検討したい。

〇 日 時 平成31年2月15日(金)13 時 30 分~16 時 30 分(13:00 開場)

〇 会 場 大阪大学中之島センター( 507 講義室 )

        大阪市北区中之島 4-3-53

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大手町アカデミア× 人間文化研究機構【無料特別講座】「世界から方言が消えたなら?-知られざる『弱小言語』の魅力」

  • 2019年02月07日- 2019年02月07日

人間文化研究機構(以下「人文機構」)は、「大手町アカデミア」(主催:読売新聞東京本社運営協力:中央公論新社)と連携・協力の下、人文機構が平成28 年度から推進しています基幹研究プロジェクトの成果発表の一環として、広く一般を対象に、無料特別講座を実施します。講座の概要・申込方法等は以下をご参照の上、ぜひお申し込みください。

 講 師:木部 暢子(国立国語研究所教授・副所長)
 ナビゲーター:ロバート キャンベル(国文学研究資料館長)
 日 時:2019 年2 月7 日(木)19 時~20 時45 分(開場18 時30 分)
 会 場:読売新聞ビル3 階「新聞教室」(東京都千代田区大手町1-7-1)
 受講料:無料
 定 員:100 名(定員に達し次第締め切ります)

 

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展示

【歴博】第 3 展示室特集展示「吉祥のかたち」

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吉祥とは、良いきざし、めでたいしるしを意味する言葉です。絵画や工芸品の中には、吉祥にかかわる意味や願いを込めて制作されたものが少なくありません。歴史的に何度も何度も繰り返して表現され、定番と化した図像やモティーフの組み合わせには、特定の吉祥の意味づけがなされている場合が多くあります。例えば、松竹梅や鶴亀がめでたさの象徴であることは、良く知られています。

吉祥を意味する図像やモティーフの組み合わせには、中国の伝説や思想に端を発するものも多くありますが、能の祝言曲の『猩々』や浦島太郎の物語のように、日本で芸能や説話にとりいれられ、独特の展開が見られることがあります。また、細かな相違では、長寿を象徴する鶴は、中国では白鶴なのが日本では白鶴に限らないこと、亀は、中国では三千年生きるとされていたのが日本では一万年になっていること、鯉の瀧のぼりの鯉は、中国では角が生えかけているのが日本ではそうではないこと、などがあげられます。

このたびの特集展示では、そうした日本での展開に留意しつつ、吉祥にかかわる絵画や工芸品を歴博の所蔵品の中から選んで展示し、図像やモティーフに託された意味を読み解いていきます。

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【歴博】第4 展示室特集展示「変わりゆく結婚式と近代化」

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近世の身分制社会では、必ずしもすべての人が結婚するわけではありませんでした。しかし、近代になると、基本的に誰もが結婚する社会となっていきます。このような変化の中で、結婚式の形態も変わっていきました。第一の大きな変化は、近代以降、結婚式に宗教者が関わる儀礼が中心となっていった点です。欧米の結婚式の影響を受け、神前結婚式が考案され上流から広まり、戦後になるとほとんどの人が神前結婚式を行うようになります。しかし1990年代以降、神前結婚式からチャペル式結婚式に変わっていきます。個人の信仰とは必ずしも結びつかないものの、宗教者の関与した結婚式が依然として続いていることには変わりありません。

第二に、こうした結婚式が浸透するとともに、挙式披露宴というパターンができ、それに対応した儀礼空間が成立します。従来の結婚式は数日にわたって儀礼が続いていましたが、式場の変化とともに挙式披露宴を同じ場所で同日に行うようになっていきます。そのための結婚式場が成立しました。

第三に、結婚式を支える様々な流通、情報、サービスに関する産業が成立していきました。近代ではデパートによって、婚礼用品の流行が作りだされました。またホテルや宴会場は、披露宴だけでなく式場も併設するようになります。戦後には、公共施設や冠婚葬祭互助会が結婚式場を積極的に設置し、ブライダルコーディネーターなども誕生しました。現在では結婚情報誌によって結婚式の個性化が打ち出されています。

ところで現在、社会的には結婚式をしない、もしくは結婚をしないという状況も生まれる中で、結婚式の捉え方も変わっています。こうした近代以降の結婚式の変遷について関連する資料を提示し、人々にとって結婚式とは、また結婚とは何かについて考えていきます。

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【歴博】くらしの植物苑特別企画「冬の華・サザンカ」

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サザンカは日本を原産地とし、ツバキとともに冬枯れの季節に庭を彩る数少ない植物です。くらしの植物苑では、特別企画「季節の伝統植物」の一環として、2001年より冬を代表する園芸植物であるサザンカを収集し、展示してきました。これらには、「江戸サザンカ」、「肥後サザンカ」と呼ばれる独自の品種群も含まれています。

サザンカは、自生種に近い「サザンカ群」、獅子頭の実生またはその後代と考えられている「カンツバキ群」、サザンカとツバキの間で自然にできた雑種またはその後代と考えられている「ハルサザンカ群」の3グループに大別されますが、花はグループごとに10月中頃から翌年2月にかけて上記の順に咲いていきます。これらの品種は、いずれも実生の変種から選抜されたもので、こうした品種を維持・普及する方法は、日本の園芸文化の大きな特徴といえます。

くらしの植物苑では、⼈とサザンカの関わりを遺伝資源と⽂化的な資産の両⾯から着⽬し、⽣きた植物と歴史資料を併せて考察した成果を展⽰してきました。今年度は「くらしの中のツバキとサザンカ」をテーマとして、中国南部におけるチャとツバキの産地を示した分布図や江戸時代前期に上流階級の間で普及したツバキとサザンカの図譜や巻物、大衆化の中のツバキとサザンカ、肥後ツバキの盆栽の写真をそれぞれパネルで紹介します。

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【日文研】想像×創造する帝国 吉田初三郎鳥瞰図へのいざない(会場:大阪市立中央図書館)

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 国際日本文化研究センター(日文研)では、このたび大阪市立中央図書館の協力を得て、下記の通り、収蔵資料の展示を開催します。稀代の地図絵師・吉田初三郎(1884-1955)が描いた鳥瞰図を中心に旅行案内や絵葉書など、約60点の日文研所蔵資料を無料でご覧いただきます。11月3日(文化の日)には、展示企画を担当した副所長・劉建輝の講演会も予定しております。

○タイトル:「想像×創造する帝国 吉田初三郎鳥瞰図へのいざない」

○会場:大阪市立中央図書館 1階エントランスギャラリー     
    (大阪市西区北堀江4-3-2 Osaka Metro千日前線・長堀鶴見緑地線「西長堀」駅下車すぐ)

○日時:平成30年11月2日(金)~14日(水)     
             9時15分~20時30分 ※土・日・祝は17時まで

○入館料:無料

○主催:国際日本文化研究センター

○講演会:「大阪からアジアへ 歴史を鳥瞰する」    
             講師:劉建輝(国際日本文化研究センター副所長)     
             日時:平成30年11月3日(土・祝日) 14時~15時30分     
             会場:大阪市立中央図書館 5階大会議室     
             定員:300名(当日先着順)     
             共催:大阪市立中央図書館

○展示概要:  
 大正から昭和初期に起こった大観光ブームの中、日本内外の旅行パンフレットに鳥瞰図を取り入れたのが、“大正の広重”と呼ばれた吉田初三郎でした。極端なデフォルメを特徴とする初三郎式鳥瞰図は、大衆に支持され、一世を風靡しました。  本展示では日文研が蒐集し、データベース化に取り組む「吉田初三郎鳥瞰図コレクション」のうち、大阪・京都そして東アジアの鳥瞰図を選りすぐり、その極彩色の魅力と国内外へ与えた影響をわかりやすくご紹介します。

*本展覧会は、人間文化研究機構「博物館・展示を活用した最先端研究の可視化・高度化事業」として実施します。

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