最新情報

定期的に講演会やシンポジウムを行っています。

【国語研】第11回NINJALフォーラム「オノマトペの魅力と不思議」

  • 2017年9月10日

 日本語は「ゲラゲラ笑う」「メソメソ泣く」のように、オノマトペ(擬音語、擬態語)をとても好む言語だと言われています。「ガラガラ」(赤ちゃんのおもちゃ)を筆頭に、「ガチャポン」や「ガリガリ君」(商品名)、「ピカチュウ」や「ひこにゃん」(キャラクター名)、「ペンペン草」「ミンミンゼミ」「ガラガラヘビ」(動植物名)等々、オノマトペに由来している語がたくさんあります。

 その一方で、謎が多いのもオノマトペの特徴です。そもそも日本語にオノマトペが多いのはなぜでしょう。その意味や役割は昔から変わらなかったのでしょうか。オノマトペにも方言があるのでしょうか。また外国語にもオノマトペはあるのでしょうか。外国人が日本語を学ぶ際に日本語のオノマトペはどのような障壁となるのでしょう。さらには大人のコミュニケーションではどのような役割を果たしているのでしょうか。

 このフォーラムでは、このような疑問をもとにオノマトペをさまざまな観点から考察し、日本語を豊かにしていると言われているオノマトペの魅力と謎に迫ります。

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【日文研】第65回 学術講演会「内藤湖南、応仁の乱を論じる」「柳田國男と日本国憲法――主権者教育としての柳田民俗学」

  • 2017年9月26日

※受講申し込みは8月17日(木)まで

 

講演Ⅰ「内藤湖南、応仁の乱を論じる」 呉座 勇一   国際日本文化研究センター  助教

 戦前、東洋史家の内藤湖南は、応仁の乱を日本史上最大の事件と位置づけました。応仁の乱以後の約100年間は「日本全体の身代の入れ替わり」であると主張したのです。 しかし、応仁の乱で既存の秩序が完全に崩壊したというのは本当でしょうか。内藤はいくつかの根拠を掲げていますが、細かく検討してみると必ずしも説得力のあるものではありません。内藤はなぜ上記のような過激な説を唱えたのでしょうか?この講演では、応仁の乱そのものを細かくみていくのではなく、乱の様相を通して内藤の議論の是非を再検討するとともに、内藤説の意図や背景を探ります。

 

講演Ⅱ 「柳田國男と日本国憲法――主権者教育としての柳田民俗学」 大塚 英志   国際日本文化研究センター  教授

 柳田國男は昭和35年、86歳の時、「最終講演」とされる席で、呻くがごとく「憲法の芽を生さなければいけない」と語った。何故、柳田は最後に「日本国憲法」を語ろうとしたのか。柳田が大正デモクラシー以降、くりかえし唱えたのは「民主主義」を可能にする「選挙民」育成のための「民俗学」であった。「妖怪の民俗学」ではなく、主権者教育のツールとして設計された柳田の学問の本質について今こそ考え、受け止めてみようではないか。

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【研究集会】地域文化をはぐくむ

  • 2017年9月9日

・開催日時:9月9日(土)13:00~17:00

・場所:HUKURACIA 東京ステーション5K会議室(入場無料・申し込み不要)

・主催:人間文化研究機構広領域連携型基幹研究プロジェクト「日本列島における地域社会変貌・災害からの地域文化の再構築」

 

 地域社会の存続とそのなかでの地域資源としての文化が果す役割についての視座を考えていきます。

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【国文研】広領域型基幹研究プロジェクト国文学研究資料館ユニット 「人命環境アーカイブスの過去・現在・未来に関する双方向的研究」シンポジウム

  • 2017年9月2日

日時:2017年9月2日(土)13:00~17:00 (開場12:30)

場所:いわき市文化センター大ホール

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【民博】みんぱくゼミナール 「シーボルトの日本展示と博物学」

  • 2017年8月19日

 シーボルトは、日本の文化や自然に関わる膨大な資料をヨーロッパに持ち帰り、研究をすすめました。シーボルトの日本研究をコレクションで重要な位置をしめる漆工芸から、博物学研究を『日本動物誌』からさぐります。

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展示

【国文研】通常展示「書物で見る 日本古典文学史」

  • 2017年6月12日 - 2017年9月16日

 本展示では、上代から明治初期までの文学を、書物(古典籍)によってたどります。最近の研究動向にも配慮はしましたが、むしろ教科書でなじみの深い作品を中心に据えて、文学史の流れを示しました。写本の表情や版本の風合いに触れながら、豊かな日本古典文学史の諸相をお楽しみください。 

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【歴博】企画展示「URUSHIふしぎ物語-人と漆の12000年史-」

  • 2017年7月11日 - 2017年9月3日

 ウルシの木が生育するアジアの諸地域では、それぞれ特色ある漆工技術が発達し、ユニークな文化をかたち作ってきました。近年の発掘調査や化学分析の成果によって、日本人と漆とのつきあいは12000年前に遡ることが明らかにされています。そして漆を利用する文化は、国内にとどまらず、東アジア、西洋にも広がりをもちながら、現在に至っています。

 本企画展示は、縄文時代から現代にわたる日本列島における人と漆の関係史を、考古学・美術史学・文献史学・民俗学・植物学・分析科学など多視点的なアプローチにより総合的にとらえる初めての試みです。人の手から手へと大切に伝えられた漆工芸品、遺跡からの出土品、民俗資料などを通じて人と漆が紡いだ豊かな歴史をたどります。

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【民博】開館40周年記念・カナダ建国150周年記念企画展「カナダ先住民の文化の力―過去、現在、未来」

  • 2017年9月7日 - 2017年12月5日

 多様な民族が住むカナダは、2017年に建国150周年の節目を迎えます。建国以前からその地に住んできた人びとは、カナダ先住民と呼ばれています。彼らはヨーロッパ人との接触を契機として大きな社会変化を経験しましたが、独自の文化を継承するとともに、あらたに創り出してきました。本企画展では、カナダの北西海岸地域、平原地域、東部森林地域、亜極北地域、極北地域における多様な先住民文化を紹介します。

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【民博】開館40周年記念特別展「よみがえれ! シーボルトの日本博物館」

  • 2017年8月10日 - 2017年10月10日

 江戸時代後期に来日したシーボルトは、日本の文化や自然に関わる膨大な資料をヨーロッパに持ち帰りました。
 ミュンヘン五大陸博物館のシーボルト・コレクションおよびシーボルトの末裔にあたるブランデンシュタイン=ツェッペリン家所蔵の関係資料をとおし、シーボルトの日本博物館が150年ぶりによみがえります。

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【歴博】特集展示「楽器と漆」(第3展示室)

  • 2017年7月11日 - 2017年9月3日

 古来、楽器の制作にあたっては、しばしば漆工技術が用いられてきました。 
それは、第一に、漆の接着剤やコーティング剤としての実用的な側面が、音を奏でる道具としての楽器の制作に不可欠であったこと、第二に、外観上の美しさや貴さが求められた楽器にとって、艶やかな漆の塗装面や多彩な装飾技法がふさわしいとみなされたためでしょう。 
 今回の特集展示は、同時開催の企画展示「URUSHIふしぎ物語-人と漆の12000年史-」と連動し、漆利用という観点から楽器を見直していただきたいと思います。 
本展では、本館が所蔵する紀州徳川家伝来楽器コレクションや生田コレクション 鼓胴(こどう)などの中から、漆技術を用いた楽器とその附属品を約60点展示します。楽器と漆の深い関わりに注目し、漆を用いた豊かな文化の一端をご紹介します。

 展示場内では、機能と美的効果を兼ね備えた漆の使用例として、笛の樺巻(かばまき)、琴の塗装をとりあげるほか、笙(しょう)の匏(ほう)(頭)や箏(こと)の龍頭・龍尾など楽器自体に施された装飾、楽器を収納するための筒や箱の装飾、また、能楽で用いられる鼓の胴に表される機知に富む蒔絵意匠などを中心に展示を構成します。

 なお、今回展示する生田コレクションは、当館受け入れ以来、初公開です。

 企画展示「URUSHIふしぎ物語-人と漆の12000年史-」とあわせてぜひご覧ください。

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