日本列島における地域社会変貌・災害からの地域文化の再構築

日本列島では現在、地域社会の変貌や災害によって、その多様性が失われつつあります。本プロジェクトは、こうした現状がもたらす諸問題の解明に向けて、言語・史料保存・表象システム・環境保全等を切り口として、地域社会とそこでの拠点形成をめぐって、地域にかかわるさまざまな人々との実践的な議論を積み重ねることを通じて、地域文化の再構築を目指します。

「日本列島における地域社会変貌・災害からの地域文化の再構築」基本計画.pdf 

【本プロジェクトの構成ユニット】

ユニット 実施機関 代表
地域における歴史文化研究拠点の構築 歴博〔主導機関〕 小池 淳一
方言の記録と継承による地域文化の再構築 国語研〔主導機関〕 木部 暢子
日本列島における地域文化の再発見とその表象システムの構築 民博 日高 真吾
人命環境アーカイブズの過去・現在・未来に関する双方向的研究 国文研 渡辺 浩一
災害にレジリエントな環境保全型地域社会の創生 地球研 窪田 順平

 

 

 

【展示・催し物】

◆開催予告

・企画展「津波を越えて生きる―大槌町の奮闘の記録」

http://www.minpaku.ac.jp/museum/exhibition/thematic/tsunami20170119/index

会期:2017年1月19日(木)~4月11日(火)

場所:国立民族学博物館 本館企画展示場

開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)

休館日:水曜日

無料観覧日:3月12日(日)

主催:大槌町、大槌町教育委員会、国立民族学博物館

後援:城山虎舞、臼澤鹿子踊保存会、吉里吉里大神楽保存会

 

・上記企画展の開催中に、国立民族学博物館研究公演「城山虎舞inみんぱく」が開催されます。

http://www.minpaku.ac.jp/museum/event/slp/20170319toramai

日時:2017年3月19日(日)14:00~16:10(開場13:20)

場所:国立民族学博物館 講堂

要事前申込(定員450人)/要展示観覧券

 

 

・市民向けシンポジウム「松代藩真田家の歴史とアーカイブズⅡ」

http://www.nijl.ac.jp/pages/research/images/20170218matsudai.pdf

日時:2017年2月18日(土)13:00~17:00

場所:長野市役所松代支所

後援:真田宝物館

 

 

◆開催終了

・郷土芸能復興支援メッセ「文化遺産の継承と発展」

http://www.minpaku.ac.jp/research/activity/news/rm/20161113

日時:2016年11月13日(日)

場所:大船渡市立三陸公民館大ホール

後援:大槌町教育委員会、大船渡市教育委員会、釜石市教育委員会、山田町教育委員会、陸前高田市教育委員会

 

・国際フォーラム「地域文化の発見、保存と活用」

http://www.minpaku.ac.jp/research/activity/news/rm/20161125-26

日時:2016年11月25日(金)~26日(土)

場所:桃園市大渓(台湾)

主催:国立台北芸術大学、国立民族学博物館

 

・「平成28年度 危機的な状況にある言語・方言サミット(奄美大会)・与論」

https://www.ninjal.ac.jp/event/public/p-others/20161113_summit/

日時:2016年11月13日(日)

場所:与論町総合体育館

主催:文化庁,鹿児島県,与論町,与論町教育委員会,琉球大学,国立国語研究所

 

・市民講演会「隠岐の島方言のつどい」

https://www.ninjal.ac.jp/research/project-3/institute/endangered-languages/fieldwork_okinoshima/#SEMINAR

日時:2016年12月10日 (土)

場所:隠岐島文化会館

主催:隠岐の島町教育委員会、国立国語研究所

 

・国際学会「Cities and Disasters: Urban adaptability and resilience in history」において「Session 7: Responses to disasters in early modern capitals」を主宰

http://events.history.ac.uk/event/show/15076

日時:2016年11月4日(金)

場所:ロンドン大学歴史学研究所

 

・ワークショップ「サクラマスがのぼる川の在来知―岩手県閉伊川流域における環境教育の実践―」

http://www.chikyu.ac.jp/fooddiversity/NISSAY/img/flyer_nissay.pdf

日時:2016年12月17日(土)

場所:東京海洋大学 越中島キャンパス 越中島会館

主催:公益財団法人 日本生命財団、公益財団法人 ニッセイ緑の財団、「在来知と環境教育」研究会、総合地球環境学研究所

共催:東京海洋大学 水圏環境教育学研究室

後援:さんりく ESD 閉伊川大学校、閉伊川漁業協同組合、NPO 法人 いわてマリンフィールド、一般社団法人 日本水圏環境教育研究会、毎日新聞社

 

 

【研究成果】

◆刊行物

・小池淳一. 2016. 「大仙市における文化財展示施設の現状と可能性」『西郊民俗』237.

・木部暢子. 2017. 「地域語に見る大和言葉」『日本語学』36(1).

・木部暢子. 2016. 「記述方言学の研究動向」『方言の研究』2: 63-82.

・原田走一郎. 2016. 「南琉球八重山黒島方言における二重有声摩擦音」『日本語の研究』12(4): 103-117.

・渡辺浩一. 2016. 「災害復興をめぐる近世都市政策と地域社会―寛政期における江戸深川洲崎の高潮被害― 」『歴史評論』797.

・Kimberly Burnett, Christopher Wada, Aiko Endo & Makoto Taniguchi. 2016. Cost-Benefit Analysis of Disaster Mitigation Infrastructure: The Case of Seawalls in Otsuchi, Japan. Journal of Finance and Economics. Vol. 4(3): 1-11.

http://www.todayscience.org/JFE/article/jfe.v4n3p01.pdf

 

◆データベース

・国文学研究資料館蔵 信濃国松代伊勢町八田家文書

http://base5.nijl.ac.jp/~archicol/eachpage/03/06/ac1953002/index.html

 

 

【教育活動】

・国立歴史民俗博物館では、平成27年度に制作した過疎高齢化を主題とする歴博研究映像「明日に 向かって曳け—輪島市門前町皆月山王祭2015」を教材として鹿児島大学法文学部と合同で、学生を対象とするフォーラムを行ない、映像を用いた教育キットの開発のための基礎的なデータを収集した。

 

・国立国語研究所では、島根大学及び東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所と連携のうえ、方言調査に関する研修を行った(2016年10月22日~23日)。公募による選考を経た大学院生3名(名古屋大学、徳島大学、九州大学)と島根大学の学部生8名が参加した。これは、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所と共同で作成中の教育プログラムと教科書の開発の一端として行ったものである。さらに、これらの学生、大学院生は、実際の方言調査にも参加し、実地での指導も行った。

https://www.ninjal.ac.jp/research/project-3/institute/endangered-languages/fieldwork_okinoshima/#PRE-SEMINAR

 

・国文学研究資料館では、茨城大学人文学部の学生、大学院生が被災資料保全活動および保全された資料の整理に参加する際の支援を継続的に行っている。