書籍紹介

人間文化研究機構に所属している研究者の書籍を紹介します。

  • 【国際日本文化研究センター】

    08月05日

    2021-03

    ストックホルムの旭日 文明としてのオリンピックと明治日本

    著者:牛村 圭

    出版社:中央公論新社(2021年7月)

    近代日本の陸上競技史を明治期洋学受容史と捉え、比較文学研究の手法のもと様々なテクストを精読して1912年のストックホルム大会に至る道程を論じる。範となった英米での陸上競技の展開(クラウチングスタートの誕生等)を精査して得た新たな知見をも多数含む。

  • 【国際日本文化研究センター】

    07月21日

    2021-02

    「明治日本と革命中国」の思想史 近代東アジアにおける「知」とナショナリズムの相互還流

    著者:楊際開 伊東貴之

    出版社:ミネルヴァ書房(2021年7月)

    既存の一国史観や近代主義、革命論的なアプローチを脱して、江戸・徳川時代から明治維新へと展開した日本、また、辛亥革命や社会主義革命に至る中国との間での思想・文化の相互環流的な影響関係を描き出して、新たな近代東アジア像を模索する問題提起的な論文の集成。

  • 【国立国語研究所】     

    03月16日

    日本語研究と言語理論から見た言語類型論

    著者:窪薗晴夫 野田尚史 プラシャント・パルデシ 松本曜(いずれも編者)

    出版社:株式会社開拓社(2021年2月)

    本書は、個別言語としての日本語の研究と一般言語学・言語類型論との架け橋を目指して、言語の類型を日本語と言語理論の視点から考察したものである。

  • 【国際日本文化研究センター】

    03月16日

    ハンス・キュングと宗教間対話 人間性をめぐるその神学的軌跡

    著者:藤本憲正

    出版社:三恵社(2021年3月)

    20世紀のキリスト教神学は、どのような方向に進んできたのだろうか。本書は、スイス出身のカトリック神学者ハンス・キュング(Hans Küng 1928-)が、宗教間対話に取り組む中で探求してきた「人間性」(Menschlichkeit)の意味を、神学や政治学の側面から明らかにしようと試みている。

    関連リンク

  • 【国際日本文化研究センター】

    03月16日

    環太平洋から「日本研究」を考える

    著者:「国際日本研究」コンソーシアム編

    出版社:国際日本文化研究センター(2021年3月)

    「国際日本研究」コンソーシアム記録集の第4弾。コロナ禍直前の2019年12月、台湾、韓国、インドネシア、ニュージーランド、オーストラリア、ハワイ、そして日本の研究者が一堂に集い交わした議論を収録。「日本研究」をめぐる環太平洋学術交流の可能性を展望する。
    こちらの書籍は、日文研オープンアクセスにおいてオンライン公開しております。
    http://id.nii.ac.jp/1368/00007596